2025年2月28日(金)「誰でも使えるストレスコーピング」を開催しました。
2025年2月28日(金)に北京日本倶楽部生活環境委員会主催の「誰でも使えるストレスコーピング」を北京港澳国際医務診療所アクティビティル一ムにて開催しました。
今回のセミナーの参加人数は9名でした。
第一部では、王先生がストレスがどのように生じるか、その原理を、三つの日常生活の場面における心理的反応に分け、医学的にストレスが生じるメカニズムを紹介しました。
そして、それに対応する認知行動療法の基本ロジックを教えていただきました。
日常生活でのストレス対処方法として、王先生は皆さんに自分のストレス対策の「宝箱」を作るよう指導しました。そして、ソーシャルサポートとして身近な人とお互いにストレス解消の知恵や方法を共有するよう促しました。
第二部では、王先生がマインドフルネスとは何かを紹介しました。
意識的に意識を現在に集中させ、何ものも評価しない状態です。
これにより、デフォルトモードネットワーク(DMN)の活動性が低下し、脳を休ませることができます。皆さんで一緒にマインドフルネスの呼吸法を練習しました。
第三部では、王先生が腹式呼吸と筋肉リラクゼーション法の基本的なやり方を紹介しました。皆さんで一緒に「緊張→ 弛緩(脱力)」を体験し、その部位の力が抜けてリラックスしている感覚を味わいました。
これを繰り返し練習することで、身体全体のリラクゼーションを得て、心のリラックスへと繋がっていくことを伝えました。
途中休憩の際、香港クリニックでは会員様にお菓子、コーヒーの休憩スペースを設け、リラックスした雰囲気でお話を聞いていただきました。
また、お子様連れでご参加の方も安心してセミナーを聞いて頂けるように、スタッフが会場外スペースでお子様を見守り、一緒にゲームや本を読んだりしながら待機いたしました。
最後の質疑応答では活発に質問があがり、王先生、香港クリニックの楊さんにお答えいただきました。
初の企画ではありましたが、王先生による丁寧で実践的な説明を聞き、心理カウンセリングについて、より高い関心をもって頂くことができた様子でした。
ご参加の皆様、香港クリニックの皆様、誠にありがとうございました。
生活環境委員会では今後も皆様の健康や生活をサポートするイベントを企画して参ります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。