北京日本倶楽部について

北京日本倶楽部は「日本人コミュニティ基盤の維持・強化」 「日中の市民レベルでの交流拡大」を目標とし、「楽しい」「ためになる」「頼りになる」様々な 活動を行っています。入会いただいたその日から、各種イベントへの参加、図書室の無料貸出が可能となるほか、特別割引加盟店ご利用時の特典等もご利用いただけます。

1.主な活動と会員サービス
主な活動と会員サービス内容は次のとおりです。各種行事等については、会員向けメルマガにて提供しています。

(1)全体行事
秋まつり(屋台の飲食店、ゲーム、フリーマーケットなど)や年末のクリスマスパーティー(ショーやゲームを盛り込んだビュッフェパーティー)など大型イベントを開催しています。2018年度からは「初夏の緑地イベント」を開催、子供は芝生で思い切り駆け回り、大人は野外でビール片手にノンビリするなど、中国でなかなか体験出来ない機会を提供しています。

(2)講演会・見学会
専門家、文化人、著名人による講演会、趣味の入門講座・ワークショップ、健康セミナーや生活・就職情報などのセミナー、幼稚園見学会など北京生活を充実させ、役に立つ行事を多数実施しています。
また、各種工場見学、紫禁城VRシアター見学、大使館見学、京劇院見学、果物狩りや農園見学、落語会なども開催しています。
詳しくは、過去の行事実績をご覧ください。

(3)各種交流会
北京での交流の輪を広げる機会を提供するため、女性会員等を対象としたランチ会や社会人と留学生との交流会などを開催しています。

(4)スポーツ大会、文化交流大会
ゴルフ大会、テニス大会、将棋大会などスポーツイベントや文化イベントを企画しています。また、初心者でも参加しやすいゴルフの練習会なども実施しています。
ゴルフ大会は、過去においては土日の二日間をかけて開催し、2010年からは一日ショットガン方式で開催されています。また、過去にはボウリング大会、ソフトボール大会なども行われてきました。

(5)医療情報の提供
医療ハンドブック(2年に1回改訂)を発刊し、北京での生活に必要な生活安全情報(病院などの重要連絡先)を提供。また、健康・安全セミナーや医療機関見学会など北京で安全・健康な生活をしていく上での情報提供や支援を行っています。

(6)図書室の運営
新刊、実用書、漫画まで蔵書数は約20000冊超を誇る図書室を運営しています。2018年12月に現在の長富宮弁公楼1階に事務所と共に新装オープンしました。

(7)各種旅行の企画
北京近郊の日帰り旅行や辺境地を含む各地への旅行を企画し、会員の中国での体験の充実や会員同士の親睦を支援します。

(8)社会貢献活動・日中友好交流
孤児院学校「光愛学校」、自閉症児研究施設「星星雨」各種の支援事業や友好交流を行っています。また、過去においては、希望工程小学校建設、豊台区日中友好森林公園等における植林活動、敬老院訪問なども実施して来ました。活動資金は各種行事や活動時におけるチャリティー基金や企業の寄付などを基に運営しています。
1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災の際には義捐金の寄付、2003年のSARS流行の際には中国関係団体への義捐金の寄付、2020年の新型コロナウイルス禍においては、当初は日本からの支援マスクの北京の主要病院や会員・学校に配布、その後は医療用ガウンを中国で調達し東京、神奈川、札幌、岡山の病院等へ寄贈する活動も行いました。

(9)同好会活動支援
登録同好会として、バレーボール、剣道など各種同好会活動を支援しています。

(10)特別優待加盟店
北京市内の各種店舗にご協力を頂き、当会会員が加盟店において会員証を提示することにより、加盟店毎に北京日本倶楽部に予めご申告頂いている所定の優待サービス等が受けられる特別優待加盟店制度を実施しています。

2.運営体制
北京日本倶楽部は、毎年の総会で選出された役員を中心に、関係する委員会を通じて、年間の事業活動計画に基づき具体的な事業を遂行しています。その活動資金は中国日本商会からの事務局固定費等への支援、会員からの会費収入や一部の寄付金などで賄われています。
役員は60名以下の理事と監事2名で構成されており、総会において理事の中から会長1名,副会長5名を互選することになっています。
会員資格は、日本国籍を有する18歳以上の人ですが、一定の条件を満たせば国籍にかかわらず準会員として入会することも可能です。
事業の具体的な運営は、各委員会等を通じて行います。委員として活動いただける方の参加も歓迎いたします。

3.組織の沿革
北京日本人会は1989年12月に北京在住の日本大使館・報道関係者・婦人会・日本人学校・留学生など34名の発起人によって、会員相互の親睦と福祉の増進並びに日中友好親善を図ることを目的として設立されました。
(※ 中国の他地域においては、企業・法人からなる商工会組織と個人からなる日本人会組織が一体運営されていますが、北京においては、「家族委員会」「親睦事業委員会」などを擁する旧北京日本商工クラブから、中国日本商会が1989年6月公布の「外国商会管理暫行規定」に基づき許可を受けた外国商会として改組されたこともあり、企業会員を主とした「中国日本商会」と個人会員からなる「北京日本人会」の2つの日本人組織が存在します。)

以来、北京在住日本人の増加と共に、会の規模も拡大。2006年には会員総数1878人となりました。
その後は、北京における日本人社会や生活を支える他の手段が増えたこともあり、会員数が徐々に減少。大気汚染等による帯同家族の減少や企業経営の現地化の進展に伴う日本人駐在員の減少もその傾向に拍車をかけました。そうした中、組織は会員の減少傾向に歯止めをかけるべく各種改革に取り組み、2016年4月には、中国の日本ファンの取込や日本社会のイメージ向上を念頭に「北京日本倶楽部」に名称を変更。持続的運営体制の強化を図りました。
2017年度からは、中国日本商会との連携を一層強化すると共に、会員各層のニーズに更に応えるべく事業を質量共に強化、2018年には7年ぶりに会員1300人超を実現しました。
2020年初には新型コロナウイルスの影響により在留日本人が激減、半年間、メルマガによるコロナ対策情報発信以外の事業がほぼ停止を余儀なくされましたが、夏以降活動を徐々に再開しています。

(2020年10月企画委員会記)

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