2022年9月27日(火)北京日本倶楽部図書室共用スペースにて,茶道裏千家北京同好会講師の松井美幸(松井宗幸)先生の盆略点前による抹茶体験教室~お点前・菓子作り~を開催いたしました。
茶道経験者から未経験の方まで16名の方(うち非会員1名)に参加いただき,手作り菓子と薄茶を点てていただき,楽しくためになる時間を過ごしました。
先生のお計らいで会場のテーブルに帯を敷き,「和敬清寂」の扇子を配置したことで茶室風に様変わりした図書室の共用スペースにて,先生から茶道裏千家と先生のプロフィール,抹茶の製法,茶道における菓子,盆略点前についてをご紹介いただいたあと,あんこと寒天を使った主菓子作りをご指導いただきました。
練りきった餡を丸め,溶かした寒天をかけては固め,を数回繰り返すことで綺麗な照りのあるかわいらしい二色のあんこ玉ができあがりました。
菓子の次は本題のお茶です。
先生による見事な盆略点前をご披露いただくと,美しい作法とお茶に感嘆の声が漏れました。
お手本を拝見したあとは,先生ご自前の秋の風情漂う16個の茶碗がひとりずつの手元に配られ,全員でお点前を体験しました。
棗(なつめ)と呼ばれる漆塗りの容器から抹茶の分量を茶杓で量って茶碗に入れ,お湯を丁寧に注ぎ,茶筅(ちゃせん)ですばやくお茶を点てます。
部屋中にお茶の爽やかな香りがたち,茶碗の中の緑の粉末はクリーミーな抹茶に姿を変えました。
茶道の基本の作法に沿いながらも,カジュアルに茶道の魅力に浸ることができる抹茶体験教室でした。
参加された皆様からは,
・初心者でも抹茶を点てることができてとても貴重な体験でした。
・抹茶体験もお菓子作りもとても楽しかったです。
・松井先生のお人柄と初心者でも楽しめる企画のおかげで、貴重な経験をさせてもらいました。
・インテリアからお抹茶、お道具、お茶碗にお菓子まで、学び愉しむ要素無限大の茶道を、ますます好きになりました。
など,ご感想をいただきました。
また,講師の松井先生からは,
初めての試みでしたがなんとか皆様に楽しんでいただけたかな,とほっといたしております。
お茶は敷居が高いと思ってしまいがちですが、本当はそんなことはなく、どなたでも楽しんでいただける日本を代表する文化です。中国茶をなさる方も日本のお茶のことは知っていて損はないと思います。これからも気軽に楽しんでいただけましたら幸いです。
とのお言葉を頂戴いたしました。
女性委員会では今後も楽しく、役立つイベントを企画・開催していきたいと思います。
皆様のご参加・ご提案をお待ちしております。