女性のための護身術講座(第2回目)を開催しました

2025-05-23

5月21日(水)10:30~11:30、北京日本倶楽部事務局の共有スペースにて、第2回目となる「女性のための護身術講座-刃物を持った通り魔から命を守る-」を開催しました。参加頂いたのは5名の皆さんでした。

今回の講座では、新幹線の通路で刃物を持った通り魔(半袖)と対峙してしまった場面を想定し、主には刃物の腹部大動脈への到達を防ぎ、且つ相手を制圧する、具体的には5秒間以上その場に蹲(うずくま)せるテクニックを練習しました。

練習に先立ち、腹部大動脈が損傷すると大量の出血があり救命は困難で、犠牲者の80%は病院に到着する前に死亡する(ほとんどが現場で死亡する)との報告があること、腹部表皮から腹部大動脈までの距離は平均9cm足らずであることを再確認しました。

折り畳み傘を刃渡り10数㎝の刃物に見立て、二人一組で交互に相手の首筋、腹部に刃物(折り畳み傘)を振るい、刃先が自分に迫ってくる軌道を確認し、その後にその刃物を振るっている腕のブロック、それからの顔面〔人中(じんちゅう;鼻と上唇の間の部分)〕への拳による打撃練習をしました。空手独特の上半身と下半身の連動する動き、そして短距離(30㎝)からの拳を回転させながらの打撃には皆さん“かなり”苦戦しておられました。

刃物(折り畳み傘)による攻撃は三つのパターンで行い、そのそれぞれでのブロック、打撃練習を行い、最後には本日の講師(重村)を相手に、一人一人皆さんの前で練習の成果をお互いに確認し合いました。(練習では苦戦しておられた短距離からの拳を回転させながらの打撃がここでは皆さん本当に強烈で驚きました!)

一時間の練習時間はあっという間に終わりましたが、参加して頂いた皆さん全員に複雑な空手の動きを一通り習得して頂きましたので、自信に溢れた笑顔で最後の集合写真を撮ることが出来ました。(ポーズが決まっています!)

今後もご要望がありましたら、半年に一回くらいの護身術講座開催を続けて参りますので、ご期待下さいませ!

文責:
生活環境委員会委員長 重村新吾

Loading