北京旅行倶楽部 活動報告
6月7日(金)~9日(日)
~ペー族の古城 大理とナシ族の聖地 麗江 3日間に行ってきました~
6月の端午節を利用し、13名様で少数民族の宝庫、雲南省にある大理・麗江へ行って参りました。
- 1日目-6月7日(木)
早朝6時25分の出発便で、約3時間半で大理へ到着。
先ずは洱海へ。湖面の面積は249㎢で、中国で7番目に大きく、雲南省では2番目に大きい淡水湖。耳の形にいていることから耳海と呼ばれ、固有名詞化するために洱海となったという説があります。
地元のペー族が鵜飼などを行う生活に欠かせない湖ですが、「風化雪月」の名所である大理四景の一つである「洱海の月」として有名。この湖がメコン川まで流れていると聞いて驚きでした!
昼食をはさみ、次は大理のシンボル、三塔がある崇聖寺へ。
この日は端午節ということもあり、昼食では特別に粽も提供されました。
三塔はかつて龍を鎮めるために建てられたそうですが、その丈夫さも有名で、千年以上の歴史で火災や地震などの天災にも耐え、1925年の大理大地震でも倒れませんでした。
南塔はやや傾いているため中国版ピサの斜塔?ということで、トリック写真に挑戦する方もいらっしゃいました(笑)
初日の最後は大理古城散策です。
雰囲気たっぷりの城門をくぐると碁盤目に整理された内部には藍染めや銀製品、大理石や雲南コーヒーのお店などが立ち並び、皆様思い思いに散策を楽しまれていました。
2日目-6月8日(土)
朝8時にホテルを出発し、ペー族の村で民家見学の後、ペー族のおもてなしである「三道茶」をお飲みいただきながら舞踊ショーを鑑賞いただきました。
三道とは、一杯目が苦いお茶、二杯目が甘いお茶、三杯目が複雑な味のお茶を出すことで人生若いうちは苦労し、そして美味しい思いもし、最後は苦みも甘みも渋みも辛味も混ざり、人生は複雑であることを表しているそうです。
舞踊ショーの最後は皆で舞台に上がり、一緒に踊りを楽しまれていました。
その後、麗江へ向けてバス移動。約2時間半で麗江に到着し、昼食の後は黒龍潭公園へ。
玉龍雪山の雪解け水が作り出した周囲4㎞の湖から玉龍雪山を望めば、その美しさは比類なきと言いたいところでしたが、生憎この日は小雨もぱらつく曇り空。
五孔橋と得月楼の写真を撮って次の観光スポットへ異動です。
右の写真は小さくて分かりづらいですが、スローガンの漢字の横に東巴文字が書かれた珍しい看板です。
2日目最後は麗江古城。古城内の宿泊ホテルにチェックインをして荷物置いて、さあ出発!
古城散策とナシ族独特の絵文字である東巴文字の解説を受け、夕食後は古城内を自由散策。東巴文字の印鑑を作ったり、東巴文字の彫られた風鈴を買われたりと、皆様それぞれ楽しまれたご様子でした。
ライトアップされた古城内は幻想的な雰囲気
3日目-6月9日(日)
いよいよ最終日。メインの一つであるナシ族の霊峰・玉龍雪山(標高5,596m)を望む髦牛坪へ! ロープウェイで4,680mまで行くこともできますが、今回は3,500mに位置する毛牛坪です。大パノラマを眺めながらほとんどオープンエアのロープウェイは高所恐怖症の方にはやや厳しいかもしれません(汗)
高山病に備え、皆さん麓で酸素(60元)も購入しましたが、幸い誰一人高山病になることもなく無事に天空のパノラマを満喫! 曇り気味で頂上が見られなかったのが残念でした。
山を下りて、仏教・チベット仏教・道教が仲良く暮らしているけるようにと明代に描かれた白砂壁画と束河古鎮散策。
昔の商人たちが命がけでお茶を運んだ南のシルクロードの記録を残す、茶馬古道博物館を見学し、お茶屋さんで本場のプーアル茶の良し悪しの見分け方を伝授されました!
最後に麗江の一般の人々が集まる市場見学をして夕食後に空港へ。
深夜1時に北京到着予定が30分以上早く到着!
皆様の日頃の行いが良かったおかげでしょうか(笑)
1日平均で2万歩近く歩くハードな旅でしたが、「ご参加の皆様大変お疲れ様でした。ありがとうございました!!」