北京旅行倶楽部 活動報告
2019年7月6日(土)
日帰りバス旅 草原に消えたもう一つの都 内モンゴル 元上都
へ行ってきました!
北京市中心部から遥か300㎞、バスで片道約6時間の距離にある内モンゴル自治区の元上都。大都(現在の北京)と共に夏の都として栄えた元の都であり、2012年には世界遺産となりました。
朝6時に北京を出て、2022年の冬季オリンピック会場となる張家口を通過し、途中、高速道路のトンネル工事により迂回を余儀なくされ、更にローカルのマラソン大会に当たってしまい、当初予定では5時間半で昼食レストランへ到着するはずが6時間半かかり到着。
お腹ペコペコで出された名物の焼いた羊肉は、皆さんぺろりと平らげてしまいました。
張家口入口 風力発電用風車が立ち並ぶ EV用充電器に風車が・・・
さて、いよいよ元上都遺跡へ向かいます。
途中、放牧された羊の群れや牛や馬の姿を見られるのも内モンゴルならではの光景!
いよいよパオが見えてきました!
チケットを買って入場です。
ここは遺跡専門のガイドさんが付きますが、中国語オンリーなので北京から同行のガイドが通訳します。奇しくもお二人とも王さん。王さん二人で大王???
園内に入ると、まずは世界遺産に登録されたことを示す石碑があり、、チンギスハーンと彼の軍隊がお出迎え!
カートに乗って城壁跡地まで移動です。
遺跡は明時代に徹底的に破壊されたので、今現在残っているのは城壁の一部のみです。
城門跡を抜けると、そこは大平原!
北京出発の時は生憎の空模様でしたが、元上都遺跡では我々を歓迎するかのように、美しい青い空と白い雲が広がっていました!!
とにかく空が高くて、地球の広さを実感(^^♪
どんどん突き進んでいくと、所々に説明の案内板や遺跡の平面図の石柱があります。
そして、大安閣跡地で、ここには69mの高さの楼閣があったことをガイドさんが説明すると、一同最大限に想像力を働かせて感動!
ここでマルコ・ポーロがクビライハーンに謁見した場所かと思うと鳥肌が立ちます。
「夏草や 兵どもが 夢のあと」という芭蕉の句を思い出しました。
地面には花椒の花が咲き、ほのかに中華料理の香りが・・・
さらにその先へ進むと、大安閣より高い建物があったとされるエリア。
皇帝の背中側には必ず高い建物などがあり、皇帝をお守りするのだとか。
ちょうど故宮の北側の景山公園に匹敵するそうです。
そこにはチベット仏教を信仰したモンゴル人の祭壇があり、3周してお祈りすると願いことが叶うということで、早速試されている方もいらっしゃいました(^^)
南側の大安閣跡地からまっすぐ伸びる通路は中心線で、北京にある大都の跡地まで結んでいるそうです。因みに、大都の跡地は地鉄10号線、安貞門の近くにありますので興味のある方は是非行ってみては? 但し、ここと同じく建物は残っていません。。。
さて、遺跡見学はこれで終了。
再び北京を目指して約6時間の道のりを戻ります。
途中、幻想的な夕暮れ風景を眺めながら、帰路はハプニングもなく無事到着。
朝6時に出発して帰着が23時近くとハードなスケジュールでしたが、皆様「時間を掛けても行った甲斐があった!」と口々におっしゃられてました。
大変お疲れ様でした!!