星星雨教育研究所訪問記2011年3月7日

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北京郊外にある自閉症研究施設「星星雨研究所」を2011年3月7日、婦人委員会と有志の方12人で訪問しました。「星星雨」は中国で最初に誕生した自閉症研究所で、20年ほど前に自閉症のお子さんを持つ方が自ら設立されました。現在は3歳から6歳の自閉症の子供と親が一緒に3ヶ月間寄宿生活をして、子供たちが社会生活をスムーズに行えるような訓練を行っています。

保護者の大半は自閉症の子供を持つ我が子とどのように接したらよいのかわからないとか、自身が孤独や不安を感じている人がほとんどです。この施設に来ることで専門の先生から訓練を受けたり、自分と同じ境遇の家族と一緒に生活することで安心し、子供との生活の仕方も変わってくるそうです。

 

私たちが訪問した日には地方から研修に来ている若い先生達が子供たちと一緒に訓練をしていました。この研究所では現在専門家の先生の育成も行っているそうです。学長の孫忠凱先生が校内を案内してくださり、私たちの色々な質問にも答えてくださいました。

このような研究所は行政の管轄ではないために研修に来る親子の費用は自己負担です。ただ、最近は中国でも自閉症の子供たちの数は年々増えていて、地方からこの学校を訪れる家族も少なくないそうです。去年は中国の映画「海洋天堂」の舞台としてこの「星星雨」に出演したことで、全国の人に自閉症を知ってもらい、支援を申し出る企業や基金も増えたということです。

婦人委員会ではこちらの研究所に微力ですが毎年支援活動をおこなっております。今年は日本企業にも支援をお願いし、以下の寄付金をお届けしました(以下敬称略)。「イトーキ」から色鉛筆、「キャノン」のコピー用紙、「コクヨ」のノート、「VISTAクリニック」のぬいぐるみ、「日本航空」から絵本、日本人会からキーボードと生活日用品です。

最後に事務室で見せていただいた10歳の生徒が書いたという絵画などはプロ顔負けの出来栄えでした。自閉症の子供たちの特徴として興味を持った物には集中力を発揮し、高い能力を示すのだそうです。作品は「世界自閉症啓発デー」の4月2日に北京大学にて展覧と販売が行われます。