2018年4月21日(土)~4月22日(日) 1泊2日
「なぜこんな所に日本人が!?? 日本人を初めて見たよっ!」
ひょんな所で 中日の友好・親善も深められましたヨ!!
世界遺産・炳霊寺石窟・蘭州・冶力関へ行ってきました!
ようやく北京もあたたかくなったかと思ったハズだった4月21日の土曜日。
早朝からの大雨で天気はとても不安でしたが、
週末の2日間で、北京旅行倶楽部は、なかなか行けない世界遺産・炳霊寺石窟と
蘭州、そして遠い遠いチベット自治州「冶力関」へ行ってきました!!
北京は雨・雨・雨。そして北京空港の搭乗口で見た、到着地の蘭州も雨。
せっかくの週末世界遺産を、傘を差してみるのか・・と心配でしたが、
順調に、蘭州空港に着陸。ディレイもなく、予定通りに、
まずは「本場・蘭州ラーメン」へ!!
透き通ったスープに大根、そしてきらめきの赤~いラー油★★
これぞ本場の蘭州ラーメン!!このラー油の透明なルビー色が、何気にキレイなんです。
そしてスープの味も濃厚で、アツアツで、確かに・・・・これは旨い!!
ズゾゾゾゾーっ!!手打ちの麺もガッシリとコシがあって歯ごたえも良いです。
日本のようなちぢれ麺ではないのですが、でも、不思議とコシがあります。
この歯ごたえは、地元で採れるカンスイのおかげだそうです。
そして、こちらは、炒めた蘭州麺
すごくすごくおいしいのですが、麺の量も、ものすごく多い。
女性は1ドンブリを半分こ、でも良いかもしれません。
お腹も満足したところで、
お次は本日のメイン!世界遺産・炳霊寺石窟へ!
なぜか船で1時間行かないとみられない、というとても不便な石窟でして。
その理由は、1950年代に、水力発電のためにこの辺り一帯をダム湖にして
沈めてしまったそうです。
湖に沈む遺跡、なんてロマンティックですが、
乾燥していたエリアに彫られた石窟が、湖の湿気で、かなり痛みが進行しているようです。
背景にヤシの木が描かれた珍しい石像と壁画です。
この石窟のおもしろいところは、西秦の時代に彫窟された、という事です。
西秦とは、鮮卑族が建国した王朝で、北方の遊牧民族の流れを汲んでいます。
そのため、少しずつ、仏像の座り方が遊牧民ぽかったり、興味深い文化に触れられます。
そしてメインの巨大な大仏様!! ・・・・・上に登るには別料金ですが。
この、炳霊寺、石窟も素敵ですが
なにより驚いたのは、石窟を囲む自然の風景。
ライラックの花が咲き、ふんわりとした匂いに包まれ
「4月21日」という時季がとても良かった事もありますが、
こんなにも幻想的な風景を、中国国内であまり見たことがありませんよね。
この自然風景が、かなりの驚きもあり、かなり心癒される、優しい風景でした。
そして2日目は、いよいよ、いよいよ、チベット自治州の冶力関へ。
チベット仏教の聖なる池の近くには、タルチョが、はためいています。
蘭州市内には、イスラム教徒も多く、羊肉もたっぷり食べたので、
なんとなくイスラムな雰囲気になってましたが、ここは、チベット仏教。
信者の方々が、ひっきりなしにやってきては、大麦を焼いて祈りを捧げていました。
冶力関の高原を、皆さんで馬に乗って2時間近く、乗馬でお散歩を楽しみました。
他の観光客もまったくいないし、のどかな村の風景を眺めながら、馬に揺られて
のんびり楽しめた「馬さんぽ」でした。
そして、ビックリですが、この場所に来た日本人は、私たちが初めてだ!との事!!
「日本人はテレビで見た事があったけど、本物は初めて見た!!」と
馬使いの地元のおじちゃんたちが、口々に話しはじめ、それが村に伝わり、
この場所に、「初めての日本人」を見るために、
いろんな人が集まってきたのです!
・・・・・・・・まさに、「こんなところに日本人っ!」
「日本人を見たことがない中国の人々」を、
私たちも、見たことがなくて、お互いに驚き合いました。
そして、すぐに仲良くなって、笑顔で握手したり、一緒に写真を撮ったり。
・・・・これぞ「中日友好!!」・・・ですね!!
とてもとても、あたたなか雰囲気に包まれて、なごやかな気持ちになれました。
この日に北京に戻らなくてはいけないので、
長い長いガタガタ道を、ひたすら戻って来て、なんとか夕方、蘭州空港へ。
移動距離の長い今回の旅行倶楽部でしたが、
いろんな風景と、いろんな笑顔に出合えた、ほんわかとした旅行になりました。
ご参加の皆様、2日間のハードな行程でしたが、大変お疲れ様でした。
本当にありがとうございました。