《北京の歯科事情》

2021-06-16

北京新生活安全サポート情報 No.5/7

《北京の歯科事情》

1.海外での歯科事情

海外で歯科にかかる際は、治療方法、支払い方法等についてよく確認することが大切です。海外での歯科治療は、日本での治療に比べると高額で、ほとんどが海外医療保険の適用外になります。一般的な海外医療保険では、基本的には事故で歯が折れたり、差し歯が壊れたりした際は適用されますが、虫歯や歯槽膿漏などの治療は適用外です。また歯科治療費は、同じ症状を治療するにも方法は様々で、費用にも幅があります。医師にいわれるままに治療をするのではなく、治療を始めて費用が発生してしまう前に、治療方法についてしっかり質問をしておきましょう。すぐに処置をしなくてはいけないのか、次回の帰国まで待っても大丈夫なのか、抜歯しか方法がないのか、といった点に関しても積極的に質問されることをおすすめします。

日本で健康保険に加入した状態でいらしている方は、帰国した際に、日本の国民健康保険等に治療費を申請することもできます。ただ、申請のための書類を揃える必要があり、還付は日本の治療費基準をもとに計算されるため、実際に還付されるのは現地で払った料金の7割以下(時には3割程度)になってしまうということも念頭にいれておくといいでしょう。

2.北京での歯科選び

日本語の「歯科」に該当する中国語は「牙科」で、「口腔科」というのは、より診療範囲の広い歯科に該当します。北京の歯科は、公立病院付属の歯科(例:北京大学口腔病院、北京301病院など)、ローカルのチェーン展開しているデンタルクリニック(例:瑞爾歯科、拜爾口腔など)、そして、外資系デンタルクリニック(例:北京ユナイテッドファミリーなど)の3つに分類することができるでしょう。公立病院付属やローカルチェーンの歯科は、数も多いですが医療水準やサービスの質にばらつきがあります。その意味では、外資系デンタルクリニックを選ばれたほうが安心感があるかもしれません。費用は日本に比べるとかなり高額となってしまいますが、日本や米国で免許をもち、きちんとトレーニングをうけた医師達がいるので、安心して受診することができるはずです。特に、日本語での説明やサポートが必要な方は、日本語対応をしている外資系デンタルクリニックを利用されることをおすすめします。また、歯科選びのポイントとして衛生管理のレベルも非常に重要です。歯科治療において感染する病気もあるので、治療を受ける前に、実際に消毒滅菌をどのようにしているかなど質問して、その対応をみてみるのもいいでしょう。

3.外資系デンタルクリニック(例:北京ユナイテッドファミリー病院・口腔科)

北京ユナイテッドファミリー病院(北京和睦家医院)口腔科では、経験豊富なベテラン医師が揃っており、中国語のみならず、日本語、英語で診察が可能です。また、いつでも日本語専用の窓口(5927-7332)に日本語でご相談いただけます。

歯科治療に先立ってレントゲン写真を撮影し、治療方法や見積もりについてご説明します。初回診察の際は、できるだけ歯根部を含む全歯対象のレントゲン写真を撮影し、全体の状況を把握した上でトータルプランを立てていきます。例えば、詰め物の状態、虫歯の有無、口腔衛生の評価、歯肉炎、歯周病や噛み合わせの問題などを考慮します。

また、当院の口腔科では、根管治療や口腔外科治療、インプラント、歯科矯正、審美歯科等、幅広い内容を取り扱っています。小児歯科の専門医も多数在籍し、お子さんの治療も安心です。もちろん、清潔性や消毒面においても細心の注意を払い、上質な医療用消耗品の使用など、安心して治療していただける環境づくりを心がけています。また時間の管理や確保ができるように、予約制を採用しています。日本の国民健康保険等の申請もお手伝いできます。

歯の痛みや口腔内の悩みは、放っておくと悪化したり、他の病気がかくれていることもあります。気になることがあれば、お早めにご相談ください。皆さまが健康で楽しい北京生活を送られますよう、当院としてもサポートさせていただければ幸いです。

文責:

北京ユナイテッドファミリー病院・日本部

監修:

北京ユナイテッドファミリー病院 口腔科 呉建 (Wu Jian) 医師

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