北京旅行倶楽部 活動報告
9月11日(土)実施 ご参加人数12名様
石花洞鍾乳洞と首鋼園北京冬季オリンピック会場見学
日帰りバスツアーへ行ってきました
今回はあまり皆様が行かれたことのない、
北京市の西にある石花洞の鍾乳洞と
かつての北京と中国の製鉄を支えた首鋼園と
冬季オリンピックのスキー大跳台を見学する
日帰りツアーを実施しました。
石花洞の鍾乳洞は、有名ではないので、
ご参加の皆様もあまりイメージがなかったと思いますが、
この鍾乳洞は散策路が2.5キロ以上あり、
石の筍と呼ばれる石灰の巨大な柱や
テーブル上の石灰石の塊、
「石の花」と呼ばれるサンゴにも似た美しい自然が造り上げた石、
鍾乳石の造形美も、たっぷりとお楽しみいただきました。
洞内には白酒の貯蔵用の蔵があり、さっそく「一杯の酒」を楽しむお客様も。
日本では秋吉台や石垣島の鍾乳洞が有名ですが、
それに匹敵する見応えのある鍾乳洞でした。
なぜここが世界遺産にならないのだろうという声も聞かれたほどでした。
まだ行かれた事がない方には、とてもおすすめの観光地です。
首鋼園は、戦前に日本が製鉄所を造り、
それを受け継ぐ形で1950年代から
中国の製鉄所として中国の経済を支えた製鉄所です。
膨大な敷地内には、住宅や病院、学校があり、
親子2代・3代にわたって
この製鉄所内で出産も就職も結婚も
すべて完結していたという巨大な工業組織だったそうです。
長年の工場の稼働により
深刻な大気汚染を北京市内にもたらしたことから、
2008年には、唐山市に完全移転。
現在は公園として開放され、
2021年冬季五輪のスキー会場のひとつとしても
利用されることになっています。
往年の巨大な溶鉱炉の跡地と
最新のスキージャンプ台が共存する風景は、
まさに今の中国を象徴しているような風景でした。
首鋼園の周辺の街並みも、
とても製鉄工場があったとは思えないような
オシャレな景観が広がっています。
午後からの半日ツアーでしたが、
皆様にはゆっくりとお楽しみいただけました。
ご参加の皆様、ありがとうございました。