故宮VRシアター・端门デジタル館参観企画

2021-03-09

故宮と文化遺産デジタルアーカイブへの理解を深める
~~故宮VRシアター・端门デジタル館参観企画~~

 

故宮博物院と凸版印刷株式会社とが共同で2000年に設立した故宮文化遺産デジタル応用研究所は、綿密な学術研究と高精細なデジタルデータを結びつけ、VR(ヴァーチャルリアリティ)の技術を駆使して故宮の文物を精緻に再現するプロジェクトを続けています。

故宮VRシアターは2003年に建てられた同研究所内の施設です。
これまでに6本のVR作品が造られましたが、縦横無尽の視点から故宮の全体像、特色ある建物の外観と内部のディテールが忠実に再現され、見る人を魅了しています。
今回、凸版印刷様のご厚意により、このVRシアターを北京日本倶楽部得の会員参加者のみで借り切って、映像をご覧頂けることになりました。

また、2016年3月、故宮南側の「端门」脇の端门デジタル館がオープン、15年余りに渡る研究成果が遂に一般公開されることになりました。
今回はここも併せてご覧頂きます(館内は全て中国語です)。
端门デジタル館と併せてご覧頂くことで、これまでの故宮文化遺産研究所と凸版印刷が歩んできた故宮のデジタルアーカイブの成果をたどり、その意義や展示方法についての新しい試みに、理解を深めて頂きたいと思います。
なお、本イベント参加者には研究所特製のパンフレットを差し上げます。

<概要>
日時:5月27日(土曜日)

集合時間と場所 10時20分 故宮某所(お申し込み頂いた方に詳細をお伝えいたします)

恐れ入りますが、時間厳守でお願い致します。終了時間は13時ころを予定しております。

参加費:無料

参加要件:北京日本倶楽部会員及び準会員であること
(会員・準会員のお子さま(18歳未満)も参加できます)

締め切り:5月26日(金曜日)正午

注意事項:当日は必ず、日本の方はパスポート原本(※)、中国の方は身分証原本を携帯お願いします(不携帯の場合、入場できません)。

※更新手続き中で原本が無い場合は、個別にお問い合わせお願いします。

<お申込み方法>
以下の情報を事務局へご送信下さい。
1.会員番号
2.お名前
3.ご連絡先(メールアドレスと携帯電話番号)
4.同行されるお子さまのお名前(お席が必要かどうかも併せてお伝えください)
5.パスポートおよび身分証の番号

北京日本倶楽部事務局 e-mail:jab@postbj.net
事務局からの返信を持って受付完了となります。返信がない場合、お電話でご確認ください。
電話:(010)6527-2970 開室時間:平日9:00-12:00/13:00-17:00

<当日鑑賞予定の映像>
1)紫禁城・天子的宮殿(ナレーションは日本語)
故宮最大の宮殿「太和殿」を中心に、故宮の全体像をダイナミックな俯瞰映像で再現。2003年に完成した同研究所最初の作品。
2)養心殿
2008年に完成した、三作目のVR作品(日本語で解説を入れます)。
養心殿は故宮の核心建物の一つ。建造年は明の第12代皇帝、嘉靖帝(在位1521-1567年)の頃に遡る。清の乾隆帝(在位1735年ー1796年)の頃に改築され、皇帝の寝殿のほか、臣下との謁見の場、執務の場なども備えた多機能な空間となった。雍正帝(在位1722年ー1735年)からの約200年、清の歴代皇帝は、最後の皇帝溥儀が退位するまでこの養心殿に居住。全体的な構造は「工」の字型になっており、前殿の玉座の上に掲げられた「中正仁和」の書は雍正帝(在位1722ー1735年)による。

 

参考サイト:维基百科“养心殿” https://zh.wikipedia.org/wiki/%E5%85%BB%E5%BF%83%E6%AE%BF

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