2022年4月5日 もう一度、じっくりと。恋する故宮 半日日帰り観光ツアー
ご参加者 31名様
お天気の良い清明節の最終日は、北京が世界に誇る世界遺産・故宮の日帰り観光に行ってきました。
北京に着任した後、とりあえず行かなきゃ、と思って出かけて行きますが、そのあまりの広さと大きさに圧倒され、とにかく観光しながら、写真撮りながら歩いて、
途中から駆け足で通り過ぎて、疲れて観光終了になりがちな故宮。
今回は見どころを絞って、歴史ガイドが詳しくご案内しました。
中華世界の中心とされる正殿・太和殿では、皇帝だけに許された数字の「9」の秘密や屋根の上の守護神である架空のカワイイ動物たち、「走獣」に関するエピソード等、通常の観光案内内容にはない説明もありました。
民国時代の袁世凱が、自ら皇帝になることを望み「洪憲皇帝」として即位した時、天命を受けていない偽物の皇帝でないものが玉座に座ると、天井の龍が咥えている球形の鏡が落ちてきて偽物の殺してしまうという伝説を恐れて、玉座をずらしたと言われています。
その後、皇帝の休憩室である中和殿や、科挙の最終試験場となった「保和殿」など、それぞれに秘められた歴史エピソードをご案内しました。
珍宝館では、玉石で贅沢の限りを尽くして制作された数々の宝物を見学しました。
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解散場所の神武門まで、約3時間の観光予定でしたが、あまりにも多くの見どころがあり、少し時間を延長してしまいました。
紫禁城のもつ、あまりにも大きな歴史ロマンの一部分を詳しくご案内する日帰りツアーでしたが、また次回、また違う角度から企画して皆様にご案内したいと考えております。
お天気もよく、日差しも強くなり、汗ばむ陽気の中での観光でした。
ご参加の皆様、お疲れ様でした。
ありがとうございました。