2026年1月15日(木)「初心者のための『水滸伝』入門 水滸伝とは何か?」を開催しました

2026-01-20

北京日本俱楽部 文化講演会 
智絵さんの中国文化ノートシリーズ② 初心者のための『水滸伝』入門 水滸伝とは何か?

◆開催日時:2026年1月15日(木)18:30~20:00(18:00開場)
◆会場:JETRO日本貿易振興機構北京代表処・大会議室(長富宮オフィス7F)
◆参加対象:北京日本倶楽部会員および非会員(有料)
◆参加費:会員無料・非会員(80元)
◆使用言語:日本語
◆参加人数:30名

新年を迎え、文化交流委員会は本年最初の講演会を開催しました。

講演テーマは「水滸伝とは何か?」。講師には、“智絵さんの中国文化ノートシリーズ”を主宰する、船越智絵さんにお越しいただきました。

寒い中を会場に駆けつけて来られた参加者に、講師から温かい日本茶が振る舞われ、ポカポカ気分の中で講演会が始まりました。

水滸伝は、三国志演義とともに中国四大名著に数えられる古典小説です。中国で暮らす日本人にとってはとくに気になる作品ではないでしょうか。中でも多くのファンを有する北方水滸伝が、この度映像化され、2月15日から放映されることが決まったとのこと。映像作品をより楽しむために、水滸伝とは何か?事前予習をしておこう!という趣旨で、本講演会の開催が決まりました。

「水滸伝」は、腐敗した世を憂い、法に背いてでも正義を貫こうとする“はみ出し者たち”の叛逆の物語で、現代にも通じる「理不尽な権力に抗う意志」と「仲間との絆」が壮大な群像劇として描かれています。講演は、その豪傑たちをオムニバス形式で紹介する第一部のお話しから始まりました。北方水滸伝ではなく、中国に伝わる原文に描かれた人物像に、興味深く聞き入りました。とくに勉強になったのは、水滸伝が創作された時代背景と、文化背景についてのお話しでした。魅力的な登場人物たちに思いを馳せると同時に、歴代の水滸伝ファンたちがそれぞれの時代に、様々な文化背景の中でこの物語を楽しんできたという事実を知り、新たな視点を持って映像作品を楽しむことができそうです。

映像化を手掛けたプロデューサーは、原作である北方謙三「水滸伝」のファンだったと明かし、「この作品に携わるために映像の世界を志しました。なぜそれほど作品に魅了されたかを考えると、登場人物たちの生き様・死に様、彼らが理不尽な時代に抗おうと懸命に前を向き続ける姿勢に心を揺さぶられるからなのだと思いました。そして、今の閉塞感のある世の中において、自分たちの手で未来を切り拓くことができる、というメッセージを様々な世代に届けたいという思いが湧いてきました。時代も舞台となる国も現代とは異なりますが、今の世の中だからこそ受け取るれるものがあると思っています」と語っています。

鑑賞後には、感想を語り合う集いもまた開催したい!という期待が高まる中で、講演会は終了しました。お寄せいただいたアンケートの内容を一部ご紹介します。

・興味の無かった水滸伝を読んでみたいと思いました。
・初心者にも分かり易く、読む良い機会になったし、70回と100回の政治的な違いなどにも触れてもらいおもしろくためになりました。ありがとうございました。
・講師の方の専門分野からの視点を交えた解説、他では聞けないので面白かったです。
・もっと聞きたかったです!

北京日本倶楽部・文化交流委員会は、今後もこうした有意義で楽しい交流講演会の企画開催に取り組んでいきたいと思います。

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