19世紀から続く歴史と緑いっぱい★ぶどう園 張裕愛斐堡酒庄ワイナリー見学 へ行ってきました!

2021-03-04

北京旅行倶楽部 活動報告

8月29日(土)

「19世紀から続く歴史と緑いっぱい★ぶどう園 張裕愛斐堡酒庄ワイナリー見学」
へ行ってきました!

大人の休日企画!と名打って密雲区にあるワイナリー見学へ行って参りました。
大人だけでなく、お子様連れのご家族含め、なんと37名様にご参加いただきました。

中国でワイン?と思われる方も多いと思いますが、中国でのワイン造りの歴史は古く、前漢時代の紀元前128年に武帝の命を受けた張騫が西域へ使節として遣われた際に醸造技術を持ち帰り、その後シルクロードで醸造が行われるようになったとされています。

時は移り清代末期。列強の進出が激しかったこの時代、1866年に煙台の港も開放され各国の領事館が置かれるようになりました。張裕ワインの創始者は東南アジアで財を成した華僑で、ワインに関心を寄せていたいたようで、パーティーで知り合った煙台のフランス領事からボルドーと煙台が緯度も気候もほぼ同じでワイン造りに適していると言う話聞き、1892年に白銀300万両を投資して「張裕葡萄醸酒公司」を設立し、フランスから120種以上の苗木を取り寄せて本格的なヨーロッパ式のワイン造りに取り掛かりました。(煙台は北緯37.45度、ボルドーは北緯44.83度)
煙台市は1987年にOIV(国際葡萄・ワイン機構)からアジアで唯一の「葡萄・ワイン都市」に選ばれました。2007年には英Canadeanに世界10大ワイナリーとして第10位にランクインし、翌年には第7位へ上昇、張裕は今や世界的にも注目を浴びる中国最大のワイナリーへと成長しました。

お天気にも恵まれたこの日、亮馬河飯店を08:30に出発し10:00頃にワイナリーへ到着。
ヨーロッパ風の建物内にあるインフォメーションセンターへ入ると巨大なワインのオブジェとお土産用のワインがずらっと並んでいます。
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園内専門のガイドさんの案内でいよいよ葡萄園とワイナリー見学へ出発です。
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ワイン博物館には張裕ワイナリーの歴史やワインの造り方を知る様々な資料が展示されていました。
地下の保管庫では樽買いをした富裕層が年間契約で樽を保管する酒蔵があり、かの有名なア〇ババ創始者のジャッ〇・マーさんの樽やG20で提供されたワインもありました。
20200829 (7)20200829 (8)20200829 (9)園内ツアーのハイライトは試飲です。異なる味の2種類のワインを飲み比べ。
20200829 (10)20200829 (11)20200829 (12)試飲が終わるとお土産用のワイン受取です。エチケットに予めワイナリーへ送っておいたご参加の皆様のそれぞれの写真を貼り付けてくれています。
写真左からお土産用ワイン、G20で供用されたワイン、集合写真
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さて、ランチタイムです。西洋料理のコースに合わせて白と赤を皆さんで楽しみました。お子様はジュース飲み放題。ヨーロッパ風の建物に囲まれた広場にあるレストランは何となくハリーポッターに出てきそうな雰囲気です。
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ランチ後は少しフリータイムをお取りして、お土産ワインの購入や、別料金でブドウ狩りをお楽しみいただきました。ブドウ狩りはお一人様80元で1kgまでお持ち帰りできます。
大人から子供まで楽しめる大満足のワイナリーツアーでした。
「ご参加の皆様ありがとうございました!!」