中国で生活しているうちに、ぜひとも1度は訪れたい場所としていつも上位に挙がる「チベット」。
一昨年・昨年と、国慶節に続けて実施しご好評をいただいておりましたが、今年は・・今年も・・・
21名のお客様にご参加いただき、行って参りました~!!
●プロローグ(青蔵鉄道)
北京から早朝便で、青海省の西寧に到着。国慶節の混雑を心配しましたが、予定よりも早くスムーズに到着できました。まずは西寧の見どころのゲルク派の大寺院「タール寺」へ。
サウナで少しすっきりさっぱりした後、いよいよ青蔵鉄道での旅の始まりです!!
西寧から拉薩まで約2000キロの距離を20時間以上かけての長旅。
夜20時30分に出発したので、乗車後は周囲の景色はなかなか味わえませんでしたが・・・
・・・翌朝目覚めると!!!
こは・・・360度大草原の世界でした!!
一面雪原の世界が広がります
かと思いきや乾燥地帯に突入します
遠くの山々がきれいな湿地帯も走ります
海抜5072m、世界で一番高い場所にある
タングラ駅。停車せず通過したのが残念・・・。
「天の湖」という意味をもつナムツォ湖
湖面の目の前を走ります
延々と広大な大地の中を走り続けましたが、草原、湿地、雪地、湖と、様々な風景に出会い、同じ大地に、こんなにも色々な顔があるのかと、環境の多面性や中国の広大さに感心させられたひと時でした。
無事に拉薩駅に到着!!
●ラサ市内観光
ラサ到着後は、いよいよラサの観光です。高山病に気を付けながらゆっくりと行動します。
チベット・ラサを訪問して、ここを見ない人はいないでしょう。歴代ダライ・ラマの居所「ポタラ宮」。
世界最大級の宮殿という通り、存在感はものすごいものがあります。
昼と夜では見える景色も違うので、ぜひ両方の姿を見ることをオススメします!!
歴代ダライ・ラマの“夏の離宮”ノルブリンカ。
離宮内の時計は、インド亡命時の時間9時で止まっています。
古くからチベット仏教の聖地の門前町として栄えた八角街。この空の青さ・・青いですね・・・
●シガツェ観光
今回のツアーでは、過去のツアーでは訪れなかった、チベット第2の都市“シガツェ”へ訪問しました! ラサから鉄道で約3時間。シガツェといえば、歴代パンチェン・ラマゆかりの場所として有名です。
歴代パンチェン・ラマの“夏の離宮”「デチェン・ケルサン・ポタン」。
見学前日に、現パンチェン・ラマが北京からシガツェを訪問し、この離宮に滞在中とのことで内部見学できなかったのが残念でした・・・。
のんびりした雰囲気の街並み。ラサとはまた違ったチベットのローカルが味わえます。
●食事
標高が高い場所の旅行ということでご参加の皆様の体調を考え、あまり辛いもの、脂っこいものは避け、あっさりメニュー中心の食事でしたが、チベットの風土料理、地理的に近いネパール料理など、チベットだからこそ堪能できる味も体験しました。
チベット特産きのこ鍋
モモ(チベット風餃子)が有名ですが野菜のモモも美味しいです
チベットの麺料理。麺料理はどの地域に行っても美味しいのはナゼ?
チベットショーを鑑賞しながらの食事。鑑賞後は他のお客様と一緒に輪になって踊りました。
最終日は、ラサ郊外、ヒマラヤ山脈をはるかに望む、ヤムドク湖へ。
車でひたすら山の悪路を走って3時間・・・
この、神聖な湖の何とも言えない蒼さ、碧さ、青さ!!
もう、なんというか、筆舌に尽くしがたい美しさです。ここは、標高4800mを越えるので、あまりの空気の薄さに、30分も滞在していると、少し気分が悪くなる時もありましたが、この湖の美しさ、見た事がない方は、ぜひ一度、この景色をお勧めします!!
チベットという土地柄、事前に旅行の説明会を開かせていただき、高山病の対策なども皆様ご準備いただきましたが、やはり標高が高い場所の旅行ということで、途中、具合が悪くなられる事もありましたが、全員無事に、帰路に着く事ができました。融通が利かず、不便な面も多いチベット旅行ですが、旅慣れた会員の皆様のスムーズなご対応のおかげで、楽しく過ごせた6日間でした。
ご参加の皆様、大変お疲れ様でした。
そして、本当にありがとうございました!!