チェルチェン・タクラマカン砂漠・ホータン 5日間へ行ってきました!

2021-03-09

今回の北京旅行倶楽部は、国慶節期間の連休を利用して、タクラマカン砂漠と「西域南道」へ
行ってまいりました。
タクラマカン・・・・現地の意味は、「入ったら二度と出られない場所」・・・・。
砂漠って、なぜかココロをくすぐるネーミングですよね。。。
そしてシルクロード有数のオアシス都市・ホータン。
チェルチェンからホータンまでタクラマカンを横断する「西域南道」は、半分は砂漠なので、
ハードな移動でしたが、10名という少人数でアットホームな旅となりました。

それでは、三蔵法師も西安への帰路に通った シルクロード「西域南道」へ!いざっ!!

●10月2日(1日目)
北京首都空港  早朝便にて出発、ウルムチ経由でチェルチェン(且末)空港へ。

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チェルチェン空港は巨大空港に慣れている私達には、うれしくなるような、こじんまりとしたカワイイ空港です。沖縄の離島のちっちゃな空港のようです。

2018guoqing_ryoko (3)まずは専用車で近郊の地主荘園の観光へ向かいます。

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土地を貸して稼いだお金で、1911年に建てられた地主荘園。

2018guoqing_ryoko (6)部屋の壁の石は、なんと80㎝の厚み。
各部屋の窓は、天井に窓がひとつのみ。酷暑の砂漠に住むための、涼しい暮らしの工夫です。

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そして、約3,000年前の家族のミイラが保管されている、チェルチェン古墳の博物館へ。残念ながらミイラの撮影は禁止だったのですが、砂漠の乾燥地帯のため保存状態はかなり良く、目鼻立ちのくっきりとした欧米系の血筋を感じさせる家族が埋葬されていました。

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夕食はチェルチェン市内の地元食堂でシシカバブと、野菜たっぷりラグ麺!
焼きたてのナンに羊肉の風味が染み込んで、これまた美味しい!・・・地元の味ですね。


●10月3日(2日目)
今日はいよいよ!!いよいよ、タクラマカン砂漠の横断です!
中央政府が整備した「砂漠公路」を北上して、大回りでニヤへ向かいます。

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とにかくバスは、砂漠へ向かって、ひたすらひたすら、走り続けます。

そして、ついに ついに ついに・・・・!!2018guoqing_ryoko (11)2018guoqing_ryoko (12)

タクラマカン砂漠に、到着!! やっと、到着しましたーー!!

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でっかい砂漠に、大興奮で砂丘を駆けあがります!

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みっ、水をくれえ~~(笑)

ちなみに砂漠で迷子になった場合は、必ずコヨウの木を探す事。コヨウの木さえあれば、水を豊潤に含んでいるので生き延びられるそうです。そして、このコヨウの木は、育つのに1000年、枯れるのに1000年、腐るのに1000年。3000年の歴史を見つめ続ける、砂漠の民族には欠かせない樹木だそうです。

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昼食を砂漠レストランで済ませ、午後からも、ひたすらひたすら、タクラマカンを移動しました。

そして、時間は進み、いよいよ夕暮れへ。
・・・・・絶景!!
砂漠の夕陽です。

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壮大な砂漠に、太陽が沈んていく。風と砂の音だけが静かに流れて行きます。
なんと贅沢で、素敵な時間!!

この夕陽を最後まで眺めて、次のオアシス都市「ニヤ」に到着したのは、21時を過ぎてしまいましたが、砂漠に星降る夜・素晴らしい銀河の「天の川」の夜空も見る事にが出来ました。


●10月4日(3日目)
午前中は、ニヤの博物館を見学して、次のオアシス都市「ケリア」へ。このケリアという街の小さな食堂で作る自慢の羊肉焼きパンは、焼いて出すたんびに即、完売!かぶりつくと、香ばしい羊の旨みた~っぷりの肉がたまらないんです!!ザクロ、葡萄、桃。ウイグルの豊かな果物。安くて、甘くて、瑞々しくて。・・・感動モノです!!

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この日の夕方に、ようやく、最後のオアシス都市・ホータンに到着致しました。


●10月5日(4日目)
午前中は、ラワック遺跡へ。
100年前にイギリスの探検隊・スタインが発見した時には、91体の仏像と、金箔の3体の観音像があったそうです。残念ながら、この仏像たちは全部、どこへ行ったのか、全く行方不明らしいです。

2018guoqing_ryoko (24)2018guoqing_ryoko (25)2018guoqing_ryoko (26)遺跡の観光後は、ホータン特産のシルク工場とシルクの絨毯店へ

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「和田」とは、チベット語で「玉の取れる場所」という意味だそうです。高価なものは手が出ないですが、どれが良いか選ぶのも、なかなか楽しい作業です。そして名残惜しい最後の夜は、ホータンの夜市で屋台の夕食へ!!

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和田名物のガチョウの焼き卵もあります。

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時間が遅くなればなるほど、大勢の人でごった返すこの夜市。
地元ッ子の味と夜市の雰囲気を、たっぷりと楽しめました


●10月6日(5日目)
本日は、最終日。
ホテルをチェックアウトにて集合して、観光へ出発です。
2000年前に繁栄したウテン国の都・マリカワト遺跡へ。

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砂漠に眠る遺跡なので、三輪のバイクで地元の農民に運んでもらいました。ガタガタの砂利と砂漠の道なので、冒険気分で皆さん大はしゃぎ!

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そして最後は皆さんお楽しみ!白玉河での玉探しへ!!

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手作りのナンも、手作りラグ麺も、心づくしのものばかりで、ウイグルママの優しい昼ゴハンでした。

そして、子供達も一緒に食べました!

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かわいい地元の子供達!ハイチーズ!!

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今回の旅行は、5日間でタクラマカン砂漠を横断するという、長距離の移動が続くハードな日程でした。途中、日差しの強さや砂漠地帯特有の乾燥や疲れによる体調不良などがありましたが、皆様のあたたかいご協力のもとに、無事に楽しく、北京まで戻ることができました。会員の皆様同士も、交流も深まるあたたかい旅行となりました。

ご参加の皆様には、多大なるご協力をいただき、本当にありがとうございました!!