文化講演会「中国の書に触れる」を開催しました

2021-03-09

1月17日(木)、亮馬橋の北京発展ビル会議室にて、北京在住の書家でブロガーとしても知られるみどり先生をお招きし、文化講演会「中国の書に触れる」を開催しました。

せっかく中国に居るのだから、中国の伝統文化に触れたり学んだりする機会を少しでも作ろうという企画。当日は39名の皆さんがお集まりくださいました。

先生からは、甲骨文から始まる文字の歴史、篆書(てんしょ)・隷書(れいしょ)などといった字体(日本のパスポートや紙幣にも篆書!)、王羲之、初唐の三大家、顔真卿など歴史上の代表的な書家、龍門石窟にみられる北魏の楷書、宋・元・明・清の書など、文字の特徴を掴みながら実際に書いてみる作業なども交えつつ、書の歴史を様々な資料と共にお話しいただきました。正に盛りだくさんで、あっという間の1時間半でした。

アンケートでは、

・本では学べない個別の作品の中、書家の中で何が良いのかが良く理解できた。
・例をたくさん挙げていただいた点、どこで書などが見ることができるかといった情報も有り難い。
・多岐に渡る知識が分かりやすく話されたので興味深くもっとお話伺いたたかった。
・なかなかこの手の分野の話は触れられないので良かった。
・全てが初めて聞く話で面白かった。
・どこでどのような展示があるのか分かった。
・北京に駐在する上で非常に興味をそそられた。
・全体を俯瞰できて良かったです。

などといった感想をいただきました。

春節休み等で日本に帰られる方もおられるかと思います。東京では、ちょうど今、顔真卿の大規模な展覧会が開催され注目されています。また、王羲之展も行われています。この機会に足を運ばれては如何でしょうか。

1,特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」
2019年1月16日(水)―2月24日(日)月曜休館
東京国立博物館 平成館http://ganshinkei.jp

2,王羲之書法の残影 -唐時代への道程-
2019年1月2日(水) ~ 2019年3月3日(日)
①台東区立書道博物館2月の休館日 4日・12日・18日・25日
http://www.taitocity.net/zaidan/shodou/oshirase/news/1246/
②東京国立博物館 東洋館 8室 月曜休館
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1944

みどり先生、情報提供ありがとうございました。

日本倶楽部では、これからも会員皆様のニーズを踏まえた講演会やセミナーを企画していきます。
是非ご参加ください。

190117 (1)190117 (2)190117 (4)