3月26日(火)、北京発展ビル南館4階会議室にて、福岡大学人文学部(考古学)教授で、中国社会科学院考古研究所客座研究員を兼務されておられる桃崎祐輔先生に講師をお願いし、文化講演会「古代遺跡の宝庫・北京~北京周辺の遺跡と出土品」を開催しました。当日は32名の皆さんがお集まりくださいました
桃崎教授は考古学専攻で、今回北京に在住している間に研究・発掘された出土品から、北京の歴史をひも解き、今回北京日本倶楽部の歴史好きの皆さまに披露くださいました。
春秋戦国時代から元の時代くらいまでに、北京の八宝山やその他北京郊外・市内で見つかった出土品(原人の頭蓋骨、ガラス碗、象牙尺、仏像、銀鈴など)から、当時の北京はどんな情勢であったか、どんな人々がどのような暮らしをしていたのか、出土品の写真を見ながら説明があり、参加者は完全に古代北京にタイムスリップされた感じでした。
アンケートでは、
・北京に考古学の名所がこれほどあると知ることができた。
・話が面白く引き込まれてしまった。
・数回に分けてシリーズで今回の講演をしてほしかった。
・講演のツアー(遺跡や博物館見学)をセットでしてもらえたら良かった。
・もっと時間を長く聞きたかった。
・今回のような歴史の講演会をもっとやってほしい。
・茶、書、風水、易、などの文化講演も企画してほしい。
という声が多数あり、たいへん好評でした。
また、今後の講演会内容のリスクエストでは、
・歴史、風俗習慣、芸術、食文化、旅行などが多かった。
今後の講演会内容に活かしていきたいと思います。
北京には、古代の豪族のお墓や遺跡が沢山あります。石景山区老山公園、石景山区八宝山、房山区金祖山金陵、などなど、公園になっている遺跡や博物館になっているところもあり、週末などに訪れて歴史に浸ってみてはいかがでしょうか?