《北京での出産について》

2021-07-14

北京新生活安全サポート情報 No.7/7

《北京での出産について》

はじめに

海外での妊娠は、嬉しい反面、いろいろと不安の種も尽きないことでしょう。それがはじめての妊娠であれば、なおさらです。北京で新しい命を授かったお母さまへ、またはこれから授かろうとしているプレママへ、北京での妊娠・出産事情をご紹介させていただきます。日本倶楽部ホームページには、当院でのスケジュールをもとにした、より詳細な内容を掲載しますので、ご興味のある方はご参照ください。

1.妊娠かな?と思ったら

尿検査など、市販薬で妊娠反応検査をしてみましょう。もしも検査が陽性だった場合は、妊娠の周期を確かめて下さい。妊娠の周期の数え方は、前回の生理が始まった日を、0週の1日目とし、その1週間後からを1週目と数え、40週目が予定日となります。カレンダーを見ながら、1週ごとに数えていくと分かりやすいでしょう。

妊娠を確認する方法には、尿検査・血液検査・エコー(超音波)検査などがあります。特にエコー検査では、子宮内妊娠の確認や胎児の心拍の確認などができます。エコー検査で赤ちゃんの心拍を確認するには、7週目以降(生理開始予定日を2週間過ぎた頃)に産婦人科を受診して頂くのが確実です。しかし、以下のような症状があれば、まずは病院までお問い合わせください。

・ 膣からの出血

・ 腹痛

・ ひどいつわり

・ 性器のかゆみ、痛みなど

2.北京の産婦人科

北京には、多くの産婦人科クリニックがあります。日本で出産される方も、北京で出産される方も、まずは妊婦検診を受けてください。外国人の妊娠・出産に対応した実績のある外資系クリニックを選ばれると安心です。

一例として、北京ユナイテッドファミリー病院には、日本語で診察できる産婦人科医がおり、毎年多くの日本人女性が出産されています。また、無料医療通訳、各種サポートも日本部で承っております。出産病棟は完全個室制で、ご主人やご家族の出産立会いも可能です。

3.出生医学証明書の取得ならびに各種届出について

出産後、分娩を行った医療機関で「出生医学証明書」を取得してください。出生後の各種届出で必要になりますので、氏名(アルファベット表記)を正確に記載した「出生医学証明書」を取得しておく必要があります。当該証明書の発行をするためには、ご両親のパスポートが必要ですので、病院に行く際必ず持参してください。出産後にあわてないよう、届出の手順については、お早めに居住地域の大使館に問い合わせておかれることをおすすめします。原則として出生後すぐに、①大使館領事部での出生届の提出、②パスポートの申請、③中国公安局への登記、という3つの手続きをします。

さいごに

妊娠・出産は、人生のビックイベントです。慣れない海外での妊娠・出産には、不安がつきものですが、お母さまのご健康とお腹の赤ちゃんの健やかな成長の為にも、ゆったりとした気持ちで妊娠期間を過ごしましょう。

[補足情報]

*外資系クリニックで行う主な妊婦検診(例:北京ユナイテッドファミリー病院)

 

6~10週目 診察、エコー検査、血液検査
12週目 診察、エコー検査、尿検査、血液検査、(ダウン症検査/任意)
16週目 診察、尿検査
20週目 診察、エコー検査、尿検査
24週目 診察、尿検査、血液&血糖値検査
28週目 診察、エコー検査、尿検査、血液検査
30週目 診察、尿検査
32週目 診察、エコー検査、尿検査
34週目 診察、尿検査
36週目 診察、エコー検査、尿検査、膣培養検査
37週目 診察、エコー検査、尿検査、血液検査
38、39、40週目 診察、尿検査

上記検診スケジュールは、「目安」ということで、担当医師や患者さまの状態によってスケジュールや診察回数が多少異なることもあります。また、エコー検査は、日本と異なり、毎回検査する必要はありません。ただし、ご希望であれば、別途費用は発生しますが、医師にエコーのオーダーをだしてもらい、検査をお受けいただくことは可能です。

途中、長期帰国などの理由で日本で検診を受けた場合は、その検査結果をお持ちになることをお勧めします。クリニックにもよりますが、当院では、既に検査済みの項目に関しては、再度検査をしないよう配慮させていただいています。

*葉酸の摂取について

葉酸は、ビタミンBの一種類で、私たちの体の細胞の分化、増殖に不可欠な栄養素です。特に妊娠初期は、胎児の細胞増殖が盛んなので、葉酸を積極的に摂取しましょう。葉酸摂取により、新生児の脊髄に起こる神経管閉鎖障害の発生率を低下させることができるとされています。厚生労働省では、妊娠1ヶ月前から妊娠3ヶ月までの葉酸摂取を推進しています。どのタイミングから飲むべきかをお悩みであれば、妊娠を考え始めた時から日常的に摂取することをお勧めいたします。葉酸は、緑黄色野菜や果物、豆類、レバーなどに多く含まれています。当院では、手軽に摂取できるサプリメントを入手いただけます。

*妊娠中に服用してよい薬

熱・頭痛がある時: タイレノール/ Tylenol/ 泰諾林

(他にも服用可能な薬がありますが、まずは、医師/薬剤師にご相談ください。)

*出産の利点と欠点 ・北京と日本の違い

  北京で出産 日本で出産
 

 

◇ 無痛分娩が一般的(外資系クリニック)

◇ アイさんが雇える

◇ ご主人や家族が出産に立ち会える

◇ 個室病棟(外資系クリニック)

◇ 多数の産婦人科医の中からご自身にあった医師を選ぶことができる(病院によって、無料通訳サービスもあり)

◇ 実家の家族のサポートが得られる

◇ 医療保険や国の補助があるので、経済的負担が少ない

◇ ベビーフードや赤ちゃん用グッズの品揃えが豊富

◇ 環境、文化、言葉の面で安心

 

◇ 入院期間が短い

◇ 検診費用や出産費用が日本より高額

(合併症や早産など入院が長引いてしまう場合にはかなり高額となってしまう)

◇ 環境や文化の違いが心配

◇ 実家や家族のサポートが得にくい

◇ 実家の近くに出産できる病院がない

◇ ご主人の育児参加が難しい

◇ 日本-北京間の移動やタイミングが困難(環境や気候の違いなど)

*出生後の赤ちゃんの予防接種

北京で出産された場合も、出生後にBCGの予防接種を行いますが、当院では出生3日以内にB型肝炎ワクチンの接種も予定されていますので、出産前から母子手帳やワクチンノートを準備しておかれることをおすすめします。母子手帳の入手方法は、お近くの領事館にご確認ください。

上記の内容について、ご質問がありましたら、北京ユナイテッドファミリー病院 日本部(日本語直通番号:5927-7332)までお気軽にお問い合わせ下さい。病院見学も常時受け付けております(まずはお電話にてご相談ください)。

文責:

北京ユナイテッドファミリー病院・日本部

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