先週の8月31日、生活環境委員会の9名のメンバーで北京の中日友好病院を見学して参りましたので、病院の現状及び国際医療部の利用について、以下の如く情報を提供させて頂きます。
日時:令和5年8月31日(木)15時00分~17時00分
訪問者:生活環境委員会メンバー 計9名
場所:中日友好病院国際部病棟、国際部外来棟(内視鏡センター、遠隔医療センター、薬局、予約フロント)、一般外来棟、救命救急センター
今回は、中日友好病院の王佩氏(国際交流合作弁公室 主任)、孟華川氏(国際交流合作弁公室 プロジェクト主管)、王政氏(国際部行政主任)に案内して頂きました。
先ずは、国際部病棟の会議室にて中日友好病院国際部の概要について説明して頂き、その後、院内を見学しました。
中日友好病院は、北京の朝陽区桜花東路に位置する国家衛生健康委員会(旧衛生部)直轄の総合病院(ベッド数2000床)です。
日本からの無償資金協力により1984年に建設され、中西医結合医療(現代医学と中国伝統医学の両医学を併用した医療)が特徴です。
また日中友好のシンボル的存在であり、日中間の医学交流や技術協力の窓口として活動してきました。毎年日本の多くの病院・研究機関との技術協力を行っています。
現在は、国家呼吸医学センターと国家中西結合医学センターに認定されています。
1984年開院時に同時に国際診療部を併設し、現在の名称は国際部になり、2017年に開設された国際部外来棟は、毎日平均500~600人の外来患者を受け入れており、
そのうち約20%が外国籍患者(そのうち7%は日本国籍患者)であるということです。
診療科目は、内分泌科、消化器科、呼吸器科、中医肺病科、乳腺外科、中西医結合腫瘤科、膠原病リウマチ内科、中医リウマチ科、肛門科、疼痛科、救急医療科等が重点診療科として有名です。
また(個人あるいは団体の)検診や内視鏡検査の予約も可能だということです。
自分が何科にかかればいいのか分からない場合は、電話で質問するか受付の看護師が案内をしてくれます。国際部の待合室や診察室は広く、明るく、きれいな印象を受けました。
王佩氏によると今年は日本の群馬大学や亀田メディカルセンター等、日本の医療機関との交流も進めております。
今年の10月に亀田メディカルセンター乳腺外科の医師による共同外来を展開するということです。
中日友好病院の受診を希望の場合、他院からの紹介状は不要であり、基本的には事前予約制です。
予約は電話予約*1(受付時間:午前8時~11時、午後13時~16時30分)あるいは中日友好病院の予約QRコード*2、微信の小程序(言語:中国語のみ)にて行うことができます。
国際部には、日本語を話せる看護師が3、4名勤務しており、電話予約の際に日本語対応をお願いすることも可能だということです。
ただ日本語を話せるスタッフが必ずしも毎日常駐しているわけではないようです。
日本担当の孟華川さんは、日本の大学で修士号と博士号を取得し、長年日本の大学や医療機関や日本政府との交流事業を担当してきました。
現場(日本人患者受診)のサポートにも対応して頂けるとのことです。また、生活環境委員会のオブザーバーとしても定時情報交換を行っております。
【中日友好病院】
ホームページ | https://www.zryhyy.com.cn/zryh/dz_index.shtml (中国語) https://www.zryhyy.com.cn/zryh/c103319/wzjs.shtml (英語) |
国際部ホームページ | https://www.zryhyy.com.cn/zryhyygjb/index.shtml(中国語) |
日本語ホームページ | https://www.zryhyy.com.cn/zryh/c103319/wzjs.shtml (作成中) |
〒100029 中国北京市朝陽区和平里桜花東路2号 衛生部中日友好病院
アクセス:地下鉄5号線か10号線に乗って惠新西街南口駅で下車後、約1キロ。
*1国際部予約専用ダイヤル: (010)8420-5071/6428-2297
国際部受付ダイヤル:(010)8420-5121
*2中日友好病院予約QRコード:
孟華川さんと生活環境委員会のメンバー
国際部の診察室の見学
内視鏡センター
遠隔医療センター
薬局
国際部外来棟 診察室
文責:
生活環境委員会 委員長
秋山 陽子