
◆開催日時:11月20日(木)18:30~20:00(18:00開場)
◆会場:JETRO日本貿易振興機構北京代表処・大会議室(長富宮オフィス7F)
◆参加対象:北京日本倶楽部会員および非会員(有料)
◆参加費:会員無料・非会員(80元)
◆使用言語:日本語
◆参加人数:38名

寒さが増し、北京が冬らしさを増した11月20日の夜、南極をテーマにした講演会を開催しました。講師は、北京の日本大使館に医務官として赴任されている森川博久先生。
第57次日本南極地域観測隊に参加された際の南極滞在経験について、たっぷりとお話しをいただきました。
南極の自然環境に関するお話しから始まり、観測隊が南極でどのような仕事に従事しているのか、また、観測隊の隊員や南極での生活に関するアレやコレについて、たくさんの資料や写真を用いて、ユーモアたっぷりに語る森川先生に、参加者は子供たちもみな、目を輝かせて聞き入っていました。

南極は98%が氷で覆われていること、地球上の約90%の氷が南極にあること、平均の標高が2,200メートルと地球上でもっとも高いこと、夏でも最高気温はマイナスであること、オゾンホールを発見したのは日本の南極観測隊の成果であること、ペンギンには5メートル以内に近づいてはならず、触ることはできないこと…などなど、たくさんの知識を学ぶこともできました。南極と言えば、思い起こすのは「南極物語」や「南極料理人」ですが、今は南極に動物を連れていってはいけないルールで、もはやタロやジロのような人間の相棒はいないことも、今回初めて知りました。そして、南極滞在中に食べた一千食を超す南極料理人のつくる食事は、やはりどれも素晴らしく美味しかったそうです!

生の南極体験記を聞く貴重な機会に、開催後の参加者アンケート結果による満足度は100点満点で、多くの感想が寄せられました。以下に一部ご紹介します。
(アンケート結果より一部抜粋)
・もっと聞きたかったです!
・生のお話が聞けて、大変面白かったです!
・南極での生活を実際の写真や映像で見れたのがとても面白かったです!
・なかなか南極に行った経験のある方のお話を聞くことができないので、どのお話もとても新鮮でした!
・お子さんたちにとっても自然科学への関心が高まるきっかけになったと思います。
・文明社会から離れた南極で、単調になりがちな生活に楽しみを見出す工夫をして助け合って過ごしたエピソードはどれも興味深いものでした。
・未知の世界だった南極のことを身近に感じることができました。とても有意義でした。
北京日本倶楽部・文化交流委員会は、今後もこうした有意義で楽しい交流講演会の企画開催に取り組んでいきたいと思います。
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