2025年12月5日(金)古今亭駒子師匠による「北京寄席」を開催しました

2025-12-10

場所:北京日本倶楽部図書室共用スペース(長富宮弁公楼1階)
出演:古今亭駒子(ここんてい こまこ)師匠
使用言語:日本語
参加人数:36名(大人30名・子供6名)

師走最初の週末の夜、古今亭駒子師匠による「北京寄席」が開催されました。会場となった北京日本倶楽部図書室は約40名の観客で満員御礼。1時間半ほどの高座で「饅頭怖い」「そば清」の2演目を披露し、日本の伝統文化を代表する話芸で会場は笑いに包まれました。
今回の観客の約半数が生で落語を聴くのが初めてということで、落語用語の「マクラ」や、上方落語と江戸落語の違い、「出囃子」などについて詳しく説明していただきました。また昔は扇子や手ぬぐいは公の場に出るときの身だしなみだったというお話からいろんな動作に見立ててのしぐさを披露。最初の演目「饅頭怖い」のあとでは、しゃれ、くすぐりが構成要素になっている個所を取り上げて説明していただき、より理解が深まりました。

今回の「北京寄席」は6年ぶり6度目の公演。6年前の「北京寄席」で駒子師匠は「毎年北京に来て落語を披露します」と宣言されましたがコロナ禍で中断。今年年末に、やっと公演にこぎつけました。いろんな事情で日本の伝統文化に触れる機会が希少になっていますが、これからも定期的に北京に笑いを届けてくれるといいなと思いました。
北京日本倶楽部・文化交流委員会は、今後もこうした有意義で楽しい交流講演会の企画開催に取り組んでいきたいと思います。

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