世界遺産・炳霊寺石窟・蘭州・冶力関へ行ってきました!

2023-03-21

2018年4月21日()~4月22日(日)   1泊2日

「なぜこんな所に日本人が!?? 日本人を初めて見たよっ!」
ひょんな所で 中日の友好・親善も深められましたヨ!!
世界遺産・炳霊寺石窟・蘭州・冶力関へ行ってきました!

ようやく北京もあたたかくなったかと思ったハズだった4月21日の土曜日。
早朝からの大雨で天気はとても不安でしたが、
週末の2日間で、北京旅行倶楽部は、なかなか行けない世界遺産・炳霊寺石窟と
蘭州、そして遠い遠いチベット自治州「冶力関」へ行ってきました!!

北京は雨・雨・雨。そして北京空港の搭乗口で見た、到着地の蘭州も雨。
せっかくの週末世界遺産を、傘を差してみるのか・・と心配でしたが、
順調に、蘭州空港に着陸。ディレイもなく、予定通りに、
まずは「本場・蘭州ラーメン」へ!!

透き通ったスープに大根、そしてきらめきの赤~いラー油★★
これぞ本場の蘭州ラーメン!!このラー油の透明なルビー色が、何気にキレイなんです。
そしてスープの味も濃厚で、アツアツで、確かに・・・・これは旨い!!
ズゾゾゾゾーっ!!手打ちの麺もガッシリとコシがあって歯ごたえも良いです。
日本のようなちぢれ麺ではないのですが、でも、不思議とコシがあります。
この歯ごたえは、地元で採れるカンスイのおかげだそうです。

ryokouculb20180421-houkoku (1)ryokouculb20180421-houkoku (8)                                               そして、こちらは、炒めた蘭州麺

すごくすごくおいしいのですが、麺の量も、ものすごく多い。
女性は1ドンブリを半分こ、でも良いかもしれません。

お腹も満足したところで、
お次は本日のメイン!世界遺産・炳霊寺石窟へ!
なぜか船で1時間行かないとみられない、というとても不便な石窟でして。
その理由は、1950年代に、水力発電のためにこの辺り一帯をダム湖にして
沈めてしまったそうです。
湖に沈む遺跡、なんてロマンティックですが、
乾燥していたエリアに彫られた石窟が、湖の湿気で、かなり痛みが進行しているようです。

ryokouculb20180421-houkoku (9)ryokouculb20180421-houkoku (10)ryokouculb20180421-houkoku (11)                      背景にヤシの木が描かれた珍しい石像と壁画です。

この石窟のおもしろいところは、西秦の時代に彫窟された、という事です。
西秦とは、鮮卑族が建国した王朝で、北方の遊牧民族の流れを汲んでいます。
そのため、少しずつ、仏像の座り方が遊牧民ぽかったり、興味深い文化に触れられます。

そしてメインの巨大な大仏様!! ・・・・・上に登るには別料金ですが。

ryokouculb20180421-houkoku (2)

この、炳霊寺、石窟も素敵ですが
なにより驚いたのは、石窟を囲む自然の風景。
ライラックの花が咲き、ふんわりとした匂いに包まれ
「4月21日」という時季がとても良かった事もありますが、
こんなにも幻想的な風景を、中国国内であまり見たことがありませんよね。
この自然風景が、かなりの驚きもあり、かなり心癒される、優しい風景でした。

ryokouculb20180421-houkoku (3)そして2日目は、いよいよ、いよいよ、チベット自治州の冶力関へ。

ryokouculb20180421-houkoku (4)ryokouculb20180421-houkoku (5)チベット仏教の聖なる池の近くには、タルチョが、はためいています。

蘭州市内には、イスラム教徒も多く、羊肉もたっぷり食べたので、
なんとなくイスラムな雰囲気になってましたが、ここは、チベット仏教。
信者の方々が、ひっきりなしにやってきては、大麦を焼いて祈りを捧げていました。

ryokouculb20180421-houkoku (6)

冶力関の高原を、皆さんで馬に乗って2時間近く、乗馬でお散歩を楽しみました。
他の観光客もまったくいないし、のどかな村の風景を眺めながら、馬に揺られて
のんびり楽しめた「馬さんぽ」でした。

そして、ビックリですが、この場所に来た日本人は、私たちが初めてだ!との事!!

ryokouculb20180421-houkoku (7)

「日本人はテレビで見た事があったけど、本物は初めて見た!!」と
馬使いの地元のおじちゃんたちが、口々に話しはじめ、それが村に伝わり、
この場所に、「初めての日本人」を見るために、
いろんな人が集まってきたのです!
・・・・・・・・まさに、「こんなところに日本人っ!」

「日本人を見たことがない中国の人々」を、
私たちも、見たことがなくて、お互いに驚き合いました。

そして、すぐに仲良くなって、笑顔で握手したり、一緒に写真を撮ったり。
・・・・これぞ「中日友好!!」・・・ですね!!
とてもとても、あたたなか雰囲気に包まれて、なごやかな気持ちになれました。

この日に北京に戻らなくてはいけないので、
長い長いガタガタ道を、ひたすら戻って来て、なんとか夕方、蘭州空港へ。

移動距離の長い今回の旅行倶楽部でしたが、
いろんな風景と、いろんな笑顔に出合えた、ほんわかとした旅行になりました。

ご参加の皆様、2日間のハードな行程でしたが、大変お疲れ様でした。
本当にありがとうございました。