カシュガル・カラクリ湖・メルケト4日間へ行ってきました!

2021-03-26

6月16日(日)~19日(火)
カシュガル・カラクリ湖・メルケト4日間へ行ってきました!

今回は端午節の連休3日間+1日の4日間を利用して、中国の西の端、カシュガルと、
パキスタン・キルギスタンとの国境、パミール高原にあるカラクリ湖まで、足を延ばしました。
カシュガル!喀什!!・・・・・何て魅力的で旅人のココロをくすぐるネーミングですよね。
遥か紀元前からヨーロッパとアジアを結んだシルクロード都市へ、ハードな日程ではありましたが、
古代ペルシャの雰囲気ある「西域」を、旅行してきました。

6月16日(1日目)
北京首都空港  早朝便にて出発、ウルムチ経由でカシュガル空港へ。
image001

バッチリ新疆時間のカシュガルは、時計が16時でも、まだまだお昼過ぎの賑わいです。
カシュガル空港到着後は、専用車にてカシュガル市内観光へ。
北京では乾隆帝のお妃「香妃」として有名なアパクホージャ家のお墓を観光。
image002image003

偶像崇拝を禁止するイスラム教のお墓なので、豪華絢爛な装飾はありません。
でも「植物」を象徴する「グリーン」と、「海」を象徴する「ブルー」のタイルが、
シンプルながら独特の美しさを備えています。

その後は、日曜バザールへ。
連休中という事もあり、人はまばらでしたが、ウイグルならではの雑貨がいっぱい!
image004image005image006

夕食はカシュガルの地元料理を堪能して、明日に備えてホテルで休みました。

 

6月17日(2日目)
今日はいよいよ!!パキスタンとキルギスタンとの国境付近にあるカラクリ湖へ!
早朝出発の為、ホテルで朝食BOXを用意してもらって、朝7時には出発です。
タジキスタンやパキスタンに通じるカラコルム・ハイウェイの途中にあるので、
とにかく遠いのです。しかも途中には何か所かの検問と、時速40キロしか出してはいけないという
速度規制。休憩を含めると、最低でもゆうに片道6時間は、かかってしまうというカラクリ湖。
険しくも美しい風景の中を走り続け、途中から森林限界も越えて、荒々しい岩山地帯へ。
image007image008

とにかくバスは、ひたすら走り続けます。
image009image010途中、ラクダが普通にてくてくてくてく歩いている、これぞシルクロード!!な風景も!!

そして、そして、カラクリ湖に行く途中、「白い砂の湖」と呼ばれる、静かで美しい湖で、ひと休み。
image011

とにかく、青い空が近い!!他の惑星にきたような、不思議で幻想的風景です。

そして、ようやく遠路はるばるエンヤコリャ~
やっとやっと、やっと、「カラクリ湖」!!到着です!!
image012

湖の向こうに望む氷雪の山は、7719mの標高を誇る「コングール峰」
「氷河の父」とも呼ばれ、分厚い氷河の層は、300メートルにもなるそうです。

お昼は狭いながらも皆さんでお食事・キルギス料理です。全体的にトマト味の家庭料理でした。
image013

昼食後は、もっともっと眺めの良い、キルギスとの国境近くまで移動。
ここで、念願の「ラクダ」に乗って、パミールの絶景の風景を散策しました。
image014image015

青い、青い、どこまでも青い空とパミール高原。
中国には、シルクロードには、そして地球上には、こんなにも素晴らしい絶景があるんだな、と
素直に素朴に、感激します。

image016みなさん、素敵な笑顔で、ハイチーズ!!

このエリアには、7000mクラスの山々を「山」と呼んでいるそうで、5000mクラスの山々には、
名前がないそうです。なにせ、5000m級の山が120個くらいあるそうでして、全く珍しくなく、名前を付けるほどでもない、との事。日本だったら、1000m超えたら、大騒ぎな感じがするのですが。
さすがにビックなスケール感。こんなに素晴らしい7000m級の氷河の山々があれば、
シルクロードのオアシス都市が芳醇な水源で潤うのも、うなずけます!!
夕方まで、カラクリ湖の周辺でたっぷりと遊んで、
雄大な7719mのコングール峰や7546mのムズターグ峰を背に眺めながら、
また、カシュガル市内へと長い時間をかけて戻りました。

6月18日(3日目)
ホテルにて朝食後、カシュガルの旧市街を散策。
image017image018

最もカシュガルの雰囲気な残る旧市街で、お土産やドライフルーツなど、皆様、思い思いの買い物を
楽しみました。
3日間コースにご参加のお客様は、カシュガル旧市街観光終了後 カシュガル空港へ向かい、
北京へ戻りました。
4日間コースにご参加のお客様は、その後、「ウイグル無形世界遺産」に登録された「ドランムカム音楽」の故郷・メルケトへ(約3時間半の移動距離です)
午後はゆっくりと「ドランムカム音楽」やメルケトの「ウイグル歌舞伎」農民絵画など
ウイグルの芸術を楽しみました。とても素朴な、このウイグル音楽は、ユネスコの世界無形遺産に登録されている、貴重な民族音楽です。今では後継者不足もあり、保存に力を入れているとの事。
image019image020

6月19日の4日目は、メルケトのホテルにて朝食後、カシュガルへ戻り、
カシュガル空港から北京へと戻りました。

今回の旅行は、数日間で北京からカシュガルへ行き、さらにパミール高原のカラクリ湖まで行くという、
長距離の移動が続くハードな日程でした。途中、日差しの強さや高原と砂漠地帯特有の気候、そして体調に合わないウイグル料理があったりして、体調を崩す参加者の皆様もいらっしゃいましたが、
皆様のあたたかいご協力のもとに、無事に楽しく、北京まで戻ることができました。
中国という国土の広さと、複雑な伝統文化と歴史を感じる事が出来ましたし、毎度の食事で、
会員の皆様みんなで顔を合わせてお食事をし、交流も深まる旅行となりました。

ご参加の皆様には、多大なるご協力をいただき、本当にありがとうございました!!