5月19日(日)、北京日本倶楽部は、故宮博物院と凸版印刷様のご協力の下、故宮VRシアター・端門デジタル館参観ツアーを行いました。
<故宮文化遺産デジタル研究所>
故宮博物院と凸版印刷株式会社が共同で設立した「故宮文化遺産デジタル研究所」では、凸版印刷の持つVR(バーチャルリアリティ)の技術を駆使し、膨大な故宮の文化遺産のデジタルアーカイブ化が進められています。同研究所には、一般には非公開のVRシアターを併設しています。
<端門デジタル館>
天安門のすぐ北に位置する端門に2016年に故宮博物院が開設した展示施設で、同院の古建築と文物を対象に、高精細デジタルデータと綿密な学術研究を融合させ、歴史的かつ文化的な情報を、デジタル技術を駆使して公開する展示空間です。
今回の参加者は46名。凸版印刷様による案内のもと、普段一般の方は立ち入ることができない西華門を潜り、故宮文化遺産デジタル研究所に向かいます。ちょっと得した気分です。
故宮文化遺産デジタル研究所では、複数あるプログラムのうち「太和殿」をVRシアターで見学しました。シートに座りながら、あたかも太和殿の上を飛んだり、中を歩いているような臨場感抜群の映像で、屋根瓦や天井の詳細な模様も目の前にあるかのようにはっきりと見ることができました。
その後、デジタル研究所から端門デジタル館(端門の2階)まで移動。そこで公開用のVR映像や、スクリーン操作により360度回転させて見ることができるデジタル化された故宮の文物、清朝の衣服に一瞬で着替えることができる等身大画面等の技術に触れることができました。(端門からの眺めも抜群でした!)
臨場感あふれる映像に、興奮冷めやらぬなか、ハイチーズ!
北京日本倶楽部では今後も、会員だからこそ味わえる北京の楽しさをお届けしてまいります。(了)