北京旅行倶楽部 活動報告
6月7日(金)~6月9日(端午節)
テケス・イーニン・コルガス国境3日間に行ってきました!
今年の端午節は、中国大陸の西の端、イリ地方への旅をしました。
作家の司馬遼太郎氏も街道を行くの中で、その歴史と文化の深さに感銘を受けたと記している文明の十字路エリアです。向こう側は、もうカザフスタン。
近代には、約10年間、ロシアに支配された地域でもあり、中央アジアの歴史上でも重要な場所です。
朝、北京を出発して、到着が夕方を過ぎるという、遠距離のフライトにもかかわらず、小さなお子様のいらっしゃるご家族もご参加いただきました。
1日目はイーニン空港から専用バスに乗り、テケスへ。
その移動の途中の車窓から、イリ谷の瑞々しい緑と花の風景を眺めることができました。これがまた、ハンパない美しさ!!
ウイグル、と聞くと、ひたすら砂漠と埋もれた古代遺跡のイメージですが、どこまでも広がる青空と、かわいらしいお花の畑!!
・・・・・・中国大陸、恐るべし!!!、、です。
また、一般住宅はロシア風の家も多く、街並み全体が歴史を語っていました。
テケスは八卦の街として有名で、中央のロータリーを中心として八角形の放射状に広がっています。元の時代に道教の思想で建設されたそうで、皆さん興味深そうにガイドの案内を聞いてました。
街の中心↑↑この場所を中心に八方面に放射状に広がっています。
これはテケスの街の航空写真。今はやりの街づくりかと思いきや、元の時代に造られたというから、ほんとーーーに驚き!!です。
2日目は世界遺産・カラジュン大草原へ。
野花の咲く大草原をカザフ族の馬に乗って散策しました。
3歳のお子様もいらっしゃったので乗馬の心配がありましたが、全員に一人ずつカザフ族のガイドが騎馬して2名乗りで乗馬散策をしました。
カザフ族の遊牧民が案内してくれます。
カラジュンの緑豊かな草原と急こう配の絶景の中でお子様たちは、大はしゃぎで、草原で走り回って遊びました。
3歳のお子様を、別の家族のお兄ちゃんやお姉ちゃんが抱っこしたり手をつないだり。とても優しくてあたたかい光景でした。
あまりにも絶景過ぎて、画面でお伝えするのが難しいのですが・・・、とにかく素晴らしい風景!!、・・・これぞ桃源郷です。
羊肉を中心としたカザフ料理は、皆様にも大好評。
ミートソースに似たカザフの麺料理は、辛くなく、具だくさんで、もっちもちの麺。またまた食べたくなるおいしさです。
中央アジアお得意の「ナン」も、焼き立てが香ばしく、とてもおススメ。
イリ地方では、カザフ料理かウイグル料理がほとんどで、中華料理だけのレストランは経営が成り立たないそう。
中国大陸の広さと奥深さを、しみじみと感じさせられます。
最終日はラベンダー畑を見学してから、カザフ国境のコルガスまで行きました。
「立ち入り禁止」のラベンダー畑の中に、観光客がいっぱい・・・・・(汗)
カザフスタンとの国境・コルガス
「国境」、って、なにか惹かれるものがありますよね・・・。
北京首都空港から、途中、カラマイ空港を経由してイーニンへ。
片道の移動時間だけで、日本と往復できるのではないか!?というくらい遠いイリ地方でしたが、会員の皆様同士の交流も深まり、復路の空港搭乗口では、思い出話に花が咲く3日間となりました。
ご参加の皆様につきましては、遠路はるばる、大変お疲れ様でございました。
本当にありがとうございました。