北京旅行倶楽部 活動報告
12月5日(日)
~紅星★二鍋頭酒博物館見学とあったか火鍋の旅へ行ってきました~
毎年恒例!寒い時期には北京が誇る酒蔵、紅星・二鍋頭の酒蔵博物館見学と火鍋の老舗、東来順へ18名様で行って参りました。
好き嫌いはともかく、中国でお仕事をされていると一度は口にされた経験がある方も多いと思われる白酒の歴史は古く、元の時代頃から確立され始めたと言われます。
高粱、トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモなどの穀物を主原料とした蒸留酒で、度数は60度以上のものから30度台のものまで様々です。
二鍋頭酒はその製法から名付けられました。蒸留して最初に出たお酒が酒頭であり、この一鍋頭は刺激臭が強すぎて飲まれません。二度目に出た酒、二鍋頭は一番味わいが深く、香りも旨味もあり飲みやすいのです。
この製法は1949年以前には普及しておらず、中華人民共和国が成立した1949年、当時の北京にあった12の私営醸造工房を政府が買収して国営の紅星醸造公司を創立。同年9月に二鍋頭酒と命名され、販売が開始されました。
現在では二鍋頭の名を付けたブランドが幾つかありますが、紅星二鍋頭は最も古く有名で、中華老字号にも指定されいます。
二鍋頭酒博物館は北京市懐柔区にあり、建築面積3,400㎡の北京最大の酒類博物館です。
館内は専任のガイドが中国語で白酒の製造工程や歴史・文化を案内してくれ、日本語ガイドが
通訳をします。
中華人民共和国の成立と同じ年の1949年に生まれた紅星のラベルのデザインはなんと日本人!
工場設立当初の指導者と知り合いであった日本人反戦活動家の方が、その指導者の招きでロゴのデザインに携わったとのこと。赤い星は中国革命の象徴で、青いリボンは人々が歌い踊りながら
喜び祝うことを表しているそうです。なんとも不思議な縁ですね。
見学の後半は貯蔵エリアです。ここには樽買いした方が保管するスペースもあります。
そしていよいよお待ちかねの試飲タイム!43度、53度、65度の3種類の白酒を飲み比べ、
どれが一番美味しいか?飲みやすいかなど口々に品評していらっしゃいました。
販売コーナーでは、試飲で肝臓を刺激されて思わず購入する方続出(笑)
中国らしいアンティークなバッグに入った5本セット100元は人気でした!
最後にお土産の白酒(43度 500ml)をお一人様一本受取り、東来順へ向かいます。
(お子様にはジュースをお渡し)
バスで15分ほど移動して東来順に到着。この超有名火鍋老舗店は、1903年に王府井の東安市場で創業され、内モンゴルの上質な羊肉を伝統的な銅鍋にくぐらせ、ゴマダレにつけて食すのが流儀。出汁は清湯なので辛味も無く、老北京人たちは先にひたすら肉を食べ、出汁に羊の脂と旨味が出たところで野菜を投入します。アツアツのお鍋に高タンパク低脂肪の羊肉は体を温める効果抜群で、寒い北京の冬には最適な食べ物です!
ツアーでは羊肉が苦手な方のために牛肉もご用意しております。
お土産でいただいた白酒を早速開ける強者もいらっしゃり、和気あいあいの雰囲気の中、これでもか!というくらいお肉が出てきて皆さん満腹となり、「今日は夕食もう食べられませ~ん!」と言う声が聞こえてきました・・・
ご参加の皆様、ありがとうございました!