北京旅行倶楽部 活動報告
4月3日(土)- 4月5日(月)
清明節 ウルムチ・トルファン3日間ツアー
ご参加人数:25名様
今回のツアーにつきましては、ウルムチ・トルファンの観光エリアの現地すべての公安に許可を取り、実施しました。コロナ以降、なかなか許可の出ない厳しいエリアでしたが、今回ようやく許可が出て、催行することができました。
ご参加いただいたお客様の中には、ウイグルの現在を見てみたい、という方も多くいらっしゃいました。厳重な警備と、街中に警備する武装警官の数が多いので、重々しい雰囲気があり、ご参加者全員の名簿と公安の捺印が付いた許可証を見せながら、の観光となりました。
4月3日は、ウルムチ空港到着後、昼食を召し上がっていただいた後、バスでトルファンへ。
乾燥した砂漠の中の風景を走り、紀元前から5世紀にかけて大繁栄したオアシス都市の遺跡・交河古城を観光しました。観光が終わった後、遺跡の向こうに大きな太陽が沈んでいく夕陽の風景を眺める事ができました。何千年もの間、この世の中が、どんな状態にあっても、こうやって何万年も、太陽はこの大地に夕陽を照らしていたんだなあと思うと、しみじみとしてしまいました。
2日目も高昌国という古代王国の遺跡・高昌故城を観光し、ベゼクリク千仏洞では、古代ウイグル族の遺した壁画も観光しました。千仏洞の壁画は、古代から続いた仏教とイスラム教の宗教戦争の傷跡が痛々しく、仏画の顔の部分が無残に切り付けられたり、また近代になってイギリスの探検隊が壁画の大部分を掘って切り抜いて持ち去った跡があったり、で、まさに、愚かな人間の歴史そのもののような、感じを受けました。
別の星に来たような火焔山やウイグルでいちばん古い村の風景、ゴビ砂漠の漠々とした風景など、まさか北京に駐在してこんな風景を見られるとは思わなかった、とおっしゃる方もいらっしいました。
トルファンからウルムチに戻る際の検問が厳しく、ホテルの到着が深夜になってしまい、皆様、大変お疲れのご様子でした。
がんばって最終日は天山天地へ。神々の美しい庭、の名前にふさわしく、まだ凍結している天池の向こうの雄大な天山山脈の雪山は、まさに「素晴らしい!」の一言!
ウイグル族の軒先で手作りのウイグル料理を昼食に召し上がっていただくこともできましたし、ウイグルならではの砂漠と古代の風景を、皆様にはご覧いただく事が出来ました。
西域文化を体験できた大充実の3日間でした。
ご参加いただきました皆様、朝早くの出発と長距離の移動、お疲れ様でした!!
本当にありがとうございました!!