
■イベント名:日中友好植樹会(社会人デー)
■開 催 日:2025年11月1日(土) 6時15分~20時40分
■共 催: 中日交流論壇(欧米同学会留日分会/中関村科技企業家協会/北
京大学日語系友会/中国墨子学会青年研究会)・北京和僑会・日中
未来ラボ・北京日本倶楽部・北京TOKOTOKO
■場 所: 河北省張家口市張北県饅頭営郷(墨子学会青年研究会植樹基地)
■当日スケジュール:
06:15 集合(北京発展大廈)
06:20 発展大廈出発~第二集合地点へ
06:55 第二集合地点到着(地下鉄13号線西二旗駅A1出口~北上400m)
07:15 第二集合地点出発~張家口へ
07:15~10:40 バスで移動、車内交流
10:40~12:50 植樹基地にて植物や植樹の説明講習
枝の剪定等の手入れ作業
13:00~14:50 昼食交流会
14:50~15:00 張北植樹基地へ移動
15:00~16:30 一人一本の植樹活動
16:30~20:00 北京へ向けバスで移動、車内交流
20:10 第一到着地点(西二旗駅付近)に到着後第一陣解散
20:40 第二到着地点(北京発展大廈)に到着後第二陣解散
■参 加 者: 日本側 12人
中国側 22人
中方主催者03人
合 計 37人

この日中友好植樹会は2022年に日中国交正常化50周年を記念して初回開催。続いて一昨年は日中平和友好条約締結45周年を記念して2回目が開催された後、昨年の第3回目へと続き、今年も4回目を開催することになりました。今年の第1弾としては、日中双方の学生交流を目的とした「学生デー」として5月25日に実施したので、今回11月は社会人優先参加の「社会人デー」となりました。
参加者募集は、国慶節直前に開始して以来多数の応募を頂きましたが、事前キャンセルや追加応募を経て最終的に日本側は12名、中国側25名の参加となりました。
この植樹活動を推進してきたのは、墨子学会青年研究会の「徳立墨芳緑化団」で、2012年から始めたこの緑化活動は、今回で第488団(累計488回目)となりました。
当日は6:15北京発展大廈集合ということで、日の出前のまだ真っ暗の中でしたが、皆さん集まりが良く予定より5分ほど早めの出発が出来ました。バスは30分ほど走り次の集合場所である地下鉄13号線西二旗駅近くに移動し、現地集合メンバーを乗せ北京を出発。ここで中方主催者の廖会長が運転を交代されて自ら運転。そして張副団長のアナウンスで快調に走りだしました。道中、全員の自己紹介タイムや歌を歌ったりするなどの車中交流会やパーキングエリアへの立ち寄り休憩などもあり、約3時間半をかけ目的地である河北省張家口市北部にある植樹基地へ到着。現地は標高1500mほど、北京より気温が5~10℃低いとのことなので寒さを心配していましたが、快晴で多少ぽかぽかしておりさほどの寒さでもなかったので救われました。

午前中は、植樹にまつわる樹木の種別に関する説明、育て方や剪定のポイントなどの講習会を経て、過去に植えられ3~5mほど成長した障子松の剪定作業を全員で行いました。安田総隊長(北京日本倶楽部副会長)を筆頭に何人かの分隊長を決めてチームを結成。チーム毎に協力しながら一日の作業を行うという方式でした。初回参加のメンバーは最初慣れない感じでしたが、徐々にコツをつかみ手際よく出来るようになり、次から次へと作業を続けかなり広範囲をカバー出来ました。
お昼は近くのレストランに移動して昼食交流会。地元の美味しい料理の数々を囲んで全員でお酒を交え交流を図り楽しいひとときを過ごしました。
午後は植樹基地に戻りいよいよ植樹作業。まずはシャベルを使って根が収まるだけの70センチほどの穴を掘るのですが、これが一苦労。皆さん良い汗をかいた事でしょう。苗木は高さ2メートルを超える樟子松。皆さんで助け合いながら思い思いに植樹作業は進みました。最後に自分の名前が刻まれたプレートを土に埋め込んで植え終わると給水車から伸びるホースで水やりをして完了。

植樹が終わると道具を片付けて、全員で集合写真を撮った後順次バスへ乗り込み北京への帰途へつきました。道中車内では一日の感想をシェアしたり様々な交流などがありました。河北省から北京市に入る入境地点でパスポートチェックの為一旦全員下車しました。その後一度パーキングエリアへの立ち寄りを経て20時ごろ北京の第一到着地点に到着後第一陣が解散。次にバスは第二到着地点へ移動し20時40分頃到着後第二陣も解散し、今回の植樹会は滞りなく無事終了しました。また、今回は植樹の費用の一部に充てて頂くべく、社会貢献基金から拠出した1万元を中国側主催者である中国墨子学会青年研究会へ寄付し、この様な貴重な機会を与えて下さった中方主催者の皆様に感謝の意をお伝えしました。当日ご参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました。来年も引き続きこの中日友好植樹活動を継続していきたいと思っておりますので機会がございましたら皆さんご参加ください。
今回の一連の行程は基本的には昨年と同様で、昨年の報告に詳しい内容が記載されておりますので、こちらをご覧ください。
https://bjnihonjinkai.org/archives/32654
本年5月開催の「学生デー」の模様はこちらです。
https://bjnihonjinkai.org/archives/37089

最後に、参加者の内4名の学生さんからの感想文を頂きましたので以下紹介します。
参加者感想文
- 参加者1
私は植樹活動に参加して今回で2度目になります。前回は「学生デー」で参加者は学生が中心でしたが、今回は「社会人デー」で日中両国の学生だけでなく、年齢層や職業背景が異なる方も参加しました。
参加者は早朝に集合しバスに乗り目的地に向かいました。バスの中では、まず参加者一人一人が前に出て自己紹介をしました。その後みんなで一緒に歌ったり、近くの人と話したりと楽しく交流しました。目的地に着いてからは6つの班に分かれて行動しました。
午前の任務は剪定でした。木の上部4つの分岐を残し、下部の分岐をすべて切り落とします。手間はかかりますが、やればやるほどコツが掴めて楽しくなります。切り終わった木は、髪を切った後のようなさっぱり感があり、見ているこちらも気持ちが良かったです。
お昼は、みんなで大きな丸いテーブルを囲って座り中華料理を頂きました。まず代表の方が乾杯の音頭を取り、その後参加者も続いて乾杯しました。食事や会話を通して、たくさんの方と交流をして仲良くなることができました。
午後の任務は苗を植えることでした。一人で穴を掘るのは大変だったので、同じ班の仲間同士で時々助け合い、協力して任務を遂行しました。私たちがこの日に植えた木が未来の環境保護に繋がることを願っています。
最後に、帰りのバスでは、一日の感想を共有し、有意義で充実した時間を過ごすことができました。機会があれば、来年もまたこの活動に参加して環境保護と社会に貢献していきたいと思っています。
- 参加者2
11月の初め、「日中友好植樹会」に参加した。バスで約4時間、張北県饅頭営郷の緑化基地へ向かう。
バスを降りた瞬間、乾いた冷たい風が頬に吹き付けた。どこまでも続く松の列は、長い年月、多くの人の手がここに注がれてきた証のようだった。木々の高さや間隔のひとつひとつに、誰かの努力の名残が静かに刻まれているように思えた。
最初の作業は松の剪定だった。干ばつに強い木を育てるため、上から4段目までを残し、その下の枝をすべて落とす。水分の蒸発を防ぐためだという。留学生同士で枝を押さえ、切り落とした。作業自体は単純だが、進めるごとに木の姿が変わり、一本の松が本来の輪郭を取り戻していくのがはっきりと感じられた。その変化を手元で確かめられることが、不思議とうれしかった。
午後は植樹に移った。70センチほどの穴掘りは想像以上にきつく、土は固く、何度も手が止まった。そんな中で班長の安田さんは、誰かが遅れても急かすことなく、丁寧にサポートしてくれた。皆で力を合わせた結果、気がつくと荒れ地にはまっすぐに苗木が並び、私たちは少し離れた場所からその列を眺めていた。「成果」というより、「ここに根を置いた」という確かな事実のほうに、ずしりとした重みを感じた。
帰りのバスでは、疲れを感じながらも、不思議なほど満たされた気持ちになっていた。そのときふと、「先人が木を植え、後代の者がその陰で涼む(前人栽树,后人乘凉)」という言葉が浮かんだ。いつか、私たちが植えた木々が大きく育ち、誰かの休む場所になる日が来るかもしれない。そう思うと、この日のひとつひとつの作業が、いっそう意味をもって胸に刻まれた。

- 参加者3
今回、私は初めて植林活動に参加した。この活動のことは2年ほど前から知っていたが、なかなか参加が叶わず、今回が念願の初参加となった。
今回の団は、「中日友好植樹団」ということで、中国人と日本人がともに参加した。初参加ということもあり少し緊張していたが、道中の自己紹介を通して、皆の中国または日本との関わり、中日友好への想い、そしてこれまでの植林活動の経験を聞くうちに、お互いのことを知ることができ、目的地に到着し植林を始める頃には和やかな雰囲気で活動が始まった。
植林活動では1人1本の木を植えた。そこには自分の名前プレートも一緒に埋めた。自分が植えた木が何十年、何百年とこの地で根を張り、やがてこの地が青々とした緑に満たされた光景を想像すると、自分が植えた木はたった一本かもしれないが、とても愛おしく思えた。
そして、改めてこの活動に多くの人が関わる意義、活動を継続することの意義を感じた。実際の植林作業は想像以上に力作業であり、また熟練の技や経験値を必要とし、一人だけではとてもやり遂げられなかったと思う。そんな中、サポートやアドバイスをくださった同じ班の方々、先生方には大変感謝している。
大変有意義な時間を過ごすことができたので、ぜひ皆さんにも機会があれば参加してほしいと思う。
- 参加者4
今回、初めての植林活動をしてとても有意義な時間を過ごせました。こちらの活動では植林活動だけでなく、国や年齢を超えて様々なコミュニケーションもすることができ楽しかったです。
この活動に参加されてた中国の方々は日本に詳しい方も多く、中国の方々からみた日中友好についても聞けて非常に良い体験でした。
また植林活動を通して、将来的に自分の子供も連れて木の成長を見ることもでき、新緑化への貢献もできて、未来に繋がる一歩をまさにしているのだなと実感もすることもでき、よかったです。
以上
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